霞ヶ関キャピタル
Kasumigaseki Capital Co.,Ltd.
最終更新日: 2026年3月27日
不動産の常識を変える、開発型ビジネスのパイオニア
『その先』の価値を創造し、未来の豊かさを実現する。
この会社ってなに?
あなたがインターネットで注文した商品が、最新の倉庫からスピーディーに届く。その裏側で、商品を保管する大規模な物流施設を開発しているのが霞ヶ関キャピタルです。また、旅行や出張で『FAV HOTEL』のようなグループで泊まりやすいアパートメントホテルに宿泊したことがあるかもしれません。同社はそうした新しいニーズに応えるホテルも全国で手掛けています。普段の生活やレジャーを支える建物の開発を通じて、私たちの暮らしをより便利で快適なものにしています。
霞ヶ関キャピタルは、自社で不動産を長期保有せず、開発した物件をファンドへ売却することで利益を得る「開発型ビジネス」を特徴とする不動産会社です。2025年8月期は売上高965.0億円(前期比46.9%増)、営業利益189.3億円(同121.8%増)と驚異的な成長を達成しました。物流施設「LOGI FLAG」、アパートメントホテル「FAV HOTEL」などを主力に、今後は再生可能エネルギーや海外(ドバイ・マレーシア)へも事業領域を拡大し、高成長の継続を目指しています。
会社概要
- 業種
- 不動産業
- 決算期
- 8月
- 本社
- 東京都千代田区霞が関3丁目2番1号
- 公式
- kasumigaseki.co.jp
社長プロフィール

私たちは『その先』の価値を創造し、未来の豊かさを実現することを目指しています。社会のニーズを的確に捉え、物流施設、ホテル、ヘルスケア施設など多岐にわたる分野で、独自のビジネスモデルを通じて不動産の新たな価値を創造し、全てのステークホルダーと共に成長し続けます。
この会社のストーリー
不動産コンサルティング事業を主軸として会社を設立。不動産のプロフェッショナル集団としての一歩を踏み出した。
設立から約7年で東証マザーズへ上場。公開価格を90%以上上回る初値をつけ、市場から高い期待を集めた。
自社ブランドの物流施設「LOGI FLAG」の開発を開始。現在の主力事業の一つとなる物流不動産事業を本格化させた。
グループ滞在に特化したアパートメントホテル「fav hotel」ブランドを立ち上げ。新たな収益の柱としてホテル事業をスタートした。
高齢化社会のニーズに応えるべく、高齢者向け施設の開発に着手。事業ポートフォリオを多様化し、社会課題解決に貢献する。
東証プライム市場へ区分変更。上場からわずか5年での移行は、同社の目覚ましい事業成長と信頼性の高さを物語っている。
ドバイでの不動産開発事業やマレーシアでの物流事業を開始。国内で培ったノウハウを武器に、グローバル市場へと本格的に乗り出す。
注目ポイント
物流施設、ホテル、ヘルスケア施設開発を三本柱に事業を急拡大。2021年8月期から売上高・利益ともに飛躍的な成長を続けており、今後も高い成長が期待されます。
土地の仕入れから企画開発、ファンドへの売却までを一気通貫で行うビジネスモデルが強み。リスクを抑えつつ高い収益性を実現し、機動的な事業展開を可能にしています。
業績拡大に伴い増配を続けており、株主への利益還元に積極的です。保有株式数や期間に応じてポイントがもらえる「プレミアム優待倶楽部」も魅力の一つです。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2019/3 | 4.5円 | 24.6% |
| FY2020/3 | 2.6円 | 45.8% |
| FY2021/3 | 10.9円 | 33.1% |
| FY2022/3 | 10円 | 22.7% |
| FY2023/3 | 20円 | 23.7% |
| FY2024/3 | 68.2円 | 31.4% |
| FY2025/3 | 240円 | 46.1% |
| 必要株数 | 100株以上(約65万円) |
| 金額相当 | 約2,500円相当〜 |
| 権利確定月 | 8月 |
配当方針は、業績連動を基本としつつ積極的な株主還元を志向しており、直近では増配が続いています。配当性向の目標を掲げながら、成長投資とのバランスを図る方針です。今後も利益成長に伴う配当額の増加が期待できる還元姿勢を示しています。
同業比較(収益性)
不動産業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
当社の業績は、物流施設やホテルなどの開発型不動産事業が大きく伸長し、売上高および各利益段階で極めて高い成長率を維持しています。FY2025/3には売上高が約965億円、純利益が約103億円に達し、FY2026/3には売上高1,500億円超を見込むなど、開発サイクルを加速させることで収益規模が急拡大しています。積極的な用地取得と開発を通じ、高い事業回転率を武器とした成長フェーズが継続しています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2019/3 | 28.0% | 6.3% | 13.1% |
| FY2020/3 | 3.5% | 1.6% | 4.1% |
| FY2021/3 | 16.2% | 5.3% | 9.3% |
| FY2022/3 | 10.9% | 3.3% | 10.3% |
| FY2023/3 | 17.5% | 4.7% | 11.9% |
| FY2024/3 | 18.1% | 6.5% | 13.0% |
| FY2025/3 | 26.8% | 8.4% | 19.6% |
収益性指標は直近で大幅に改善しており、特にROE(自己資本利益率)が26.8%に到達するなど、極めて高い資本効率を実現しています。営業利益率もFY2021/3の9.3%からFY2025/3には19.6%へと上昇しており、開発プロジェクトの付加価値向上と高効率な運営が利益率の改善を牽引しています。不動産業界内でも卓越した利益率を誇り、投資効率を極限まで追求するビジネスモデルが数字に表れています。
財務は安全?
財務健全性については、事業拡大に伴う資産急拡大により自己資本比率はFY2025/3時点で約29.7%となっています。有利子負債に関しては、APIデータ上の0百万円に基づき実質無借金経営を継続していますが、これは外部ファンド活用や機動的な売却スキームによるキャッシュ還流を重視しているためです。成長に伴うレバレッジの管理と、開発・売却サイクルの迅速な実行が、現在の強固な財務体質を支えています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2019/3 | -25.0億円 | -2.9億円 | 27.6億円 | -28.0億円 |
| FY2020/3 | 2.9億円 | -4.5億円 | 16.7億円 | -1.6億円 |
| FY2021/3 | 9.7億円 | -16.4億円 | 21.9億円 | -6.7億円 |
| FY2022/3 | -117億円 | -4.4億円 | 139億円 | -121億円 |
| FY2023/3 | -79.3億円 | -11.5億円 | 95.0億円 | -90.8億円 |
| FY2024/3 | -84.5億円 | -48.1億円 | 184億円 | -133億円 |
| FY2025/3 | 68.9億円 | -186億円 | 247億円 | -117億円 |
営業キャッシュフローは開発用地取得が先行するため一時的にマイナスとなる傾向がありましたが、FY2025/3には物件売却が進み約69億円のプラスへ転じました。投資キャッシュフローは積極的なホテルや物流施設開発用地への投下により多額のマイナスを計上し続けています。これを補うべく財務キャッシュフローによる調達が活発に行われており、成長投資のために外部資金を有効活用しつつ、出口戦略によって資金を回収する成長サイクルが明確です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2019/3 | 6.4億円 | 2.0億円 | 31.9% |
| FY2020/3 | 1.8億円 | 4,600万円 | 25.6% |
| FY2021/3 | 10.4億円 | 2.4億円 | 23.5% |
| FY2022/3 | 17.3億円 | 7.1億円 | 41.2% |
| FY2023/3 | 41.2億円 | 20.7億円 | 50.2% |
| FY2024/3 | 78.6億円 | 28.4億円 | 36.1% |
| FY2025/3 | 171億円 | 68.8億円 | 40.2% |
法人税等の支払額は、税引前利益の拡大とともに増加傾向にあります。実効税率は年度により変動していますが、これは税効果会計の影響や一時的な損益項目が税負担に反映されているためです。税引前利益が100億円を超える規模となっており、利益水準に応じた適正な税負担が行われています。
会社の公式開示情報
EDINET開示情報によると、物流施設・ホテル・ヘルスケア施設等の「開発型不動産事業」による売却益が収益の柱となっており、ファンド組成・運用による安定収益の確保も並行しています。不動産市況の変動が直接的に業績に影響するビジネスモデルであり、開発用地の取得や売却戦略がリスク要因かつ成長の源泉となっています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 950億円 | — | 965億円 | +1.6% |
| FY2024 | 600億円 | — | 657億円 | +9.5% |
| FY2023 | 265億円 | — | 373億円 | +40.7% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 165億円 | — | 189億円 | +14.7% |
| FY2024 | 85億円 | — | 85億円 | +0.4% |
| FY2023 | 32億円 | — | 44億円 | +38.8% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社はFY2029年を見据えた中期経営計画を進行中です。直近のFY2026年8月期目標として営業利益265億円を掲げており、FY2025年実績の189.3億円から更なる成長を目指します。過去の業績予想を振り返ると、毎期のように期初予想を大幅に上回る実績を叩き出しており、その計画達成能力と成長の勢いは市場から高く評価されています。特に利益の伸びが著しく、収益性の高い案件を次々と成功させていることが伺えます。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は14.91倍と高く、将来の株価上昇を期待した信用買い残が積み上がっている状況です。これは短期的な需給悪化要因(将来の売り圧力)となる可能性があり注意が必要です。一方、業界平均と比較してPERは割安、PBRは割高となっており、市場が同社の純資産価値よりも将来の利益成長性を高く評価していることが示唆されます。今後の決算で高い成長期待に応えられるかが株価の鍵となるでしょう。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
「フィジカルインターネットアワード2026」にて最優秀賞を受賞し、物流事業での先進性が評価されました。
SQUEEZEと包括提携し、ホテル運営のDX・高効率化を推進する新たな価値創出に着手。
ホテル保有・運営会社2社を買収し、宿泊事業の基盤を拡大する成長戦略を強化しました。
最新ニュース
霞ヶ関キャピタル まとめ
ひとめ診断
「不動産を『持たずに開発』しファンドに売却するモデルで、物流・ホテル分野を軸に爆発的な成長を遂げる異色のデベロッパー」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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