ジェイ・エス・ビー
J.S.B.Co.,Ltd.
最終更新日: 2026年3月27日
学生の未来を住まいで支える、不動産のパイオニア
すべての若者が安心して挑戦できる社会の実現を目指し、住まいを通じて彼らの成長を支えるリーディングカンパニーとなる。
この会社ってなに?
あなたやお子さんが大学進学で一人暮らしを始めるとき、部屋探しをする場面を想像してみてください。街中で「UniLife」という看板や、家具家電付きでセキュリティもしっかりした学生専用マンションの広告を目にしたことはありませんか?ジェイ・エス・ビーは、まさにその「UniLife」ブランドで全国の学生向けマンションを専門に企画・運営している会社です。ただの不動産仲介ではなく、学生が初めての一人暮らしでも安心して快適に過ごせるよう、食事付きの物件や24時間サポート体制を整えるなど、学生生活そのものを支えるサービスを提供しています。普段何気なく目にしている学生マンションの裏側で、この会社が活躍しているのです。
ジェイ・エス・ビーは、学生向けマンション「UniLife」の運営を主力事業とし、安定的な成長を続けています。直近のFY2025の業績予想は売上高760.5億円、営業利益76.58億円を見込んでおり、堅調な収益基盤を維持しています。近年では介護事業を学研グループへ譲渡し、主力の学生向け不動産事業へ経営資源を集中させる戦略を明確化しました。この選択と集中により、今後も安定したキャッシュフロー創出と持続的な成長が期待される企業です。
会社概要
- 業種
- 不動産業
- 決算期
- 10月
- 本社
- 京都府京都市下京区因幡堂町655
- 公式
- www.jsb.co.jp
社長プロフィール

私たちは、学生の皆さんが安心して勉学に励める住環境を提供することを使命としています。創業以来培ってきたノウハウを活かし、質の高い学生マンションで業界をリードするとともに、新たな領域にも挑戦し社会の変化に対応しながら持続的な成長を目指します。
この会社のストーリー
京都にて学生を対象とした下宿・間貸しの仲介事業を開始。学生の住環境向上への挑戦が始まる。
事業の拡大に伴い法人化。学生マンション事業を本格的に展開し、全国へのネットワーク構築の礎を築く。
学生向け賃貸仲介店舗の統一ブランド「UniLife」を立ち上げ。学生からの認知度と信頼性を飛躍的に高める。
東証二部に上場(後にプライム市場へ移行)。社会的な信用を得て、事業拡大のスピードを加速させる大きな転機となる。
学研ホールディングスと業務提携し、介護事業子会社を譲渡。学生支援事業への集中と新たな成長領域の探索を開始。
2026年10月期を最終年度とする新中期経営計画を発表。持続的な成長に向け、不動産賃貸管理事業の強化とDX推進を掲げる。
新中期経営計画の目標達成に向け、学生向け住まいのトップブランドとしての地位を固めつつ、事業領域の拡大を目指す。
注目ポイント
主力事業である学生マンションは、高い需要に支えられ99%を超える驚異的な入居率を誇ります。これにより、景気変動に強い安定した収益基盤を確立しています。
中期経営計画を着実に推進し、業績は右肩上がりの成長を続けています。増配も積極的に行っており、会社の成長を株主と分かち合う姿勢が魅力です。
学生の住まい支援という社会貢献性の高い事業を軸に、近年では学研との提携など、新たな分野への挑戦も開始。未来の成長ポテンシャルも秘めています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2017/3 | 7.5円 | 9.9% |
| FY2018/3 | 8.6円 | 8.6% |
| FY2019/3 | 12.1円 | 11.3% |
| FY2020/3 | 15.2円 | 11.8% |
| FY2021/3 | 17.1円 | 10.5% |
| FY2022/3 | 21.7円 | 10.7% |
| FY2023/3 | 31.3円 | 13.9% |
| FY2024/3 | 72円 | 20.3% |
| FY2025/3 | 105円 | 43.0% |
現在、株主優待制度は実施されていません。
配当方針として、成長投資と株主還元のバランスを重視しつつ、利益成長に応じた配当の増額を継続しています。近年では配当性向を段階的に引き上げるなど、株主還元への姿勢を強化しています。今後も業績拡大に伴い、安定かつ持続的な配当が期待されます。
同業比較(収益性)
不動産業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
ジェイ・エス・ビーの業績は、主力である学生マンション事業の管理戸数拡大を背景に、FY2021/3からFY2025/3まで5期連続で増収を達成しています。2024年3月期には一時的な会計上の要因で純利益が急増しましたが、事業全体としては安定した成長軌道を描いています。2026年3月期には売上高約818億円、営業利益約92億円を見込み、最高益更新に向けた成長トレンドが続いています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2017/3 | 16.7% | 5.7% | 7.6% |
| FY2018/3 | 16.5% | 6.9% | 7.6% |
| FY2019/3 | 15.6% | 6.7% | 8.0% |
| FY2020/3 | 16.0% | 6.9% | 9.0% |
| FY2021/3 | 14.0% | 6.5% | 10.1% |
| FY2022/3 | 16.1% | 7.3% | 10.9% |
| FY2023/3 | 15.4% | 7.2% | 11.3% |
| FY2024/3 | 19.7% | 9.3% | 11.7% |
| FY2025/3 | 12.4% | 5.8% | 10.1% |
収益性は総じて安定しており、営業利益率は10%台を維持しています。特に2024年3月期にはROEが19.7%まで大きく上昇するなど、資本効率の高さが際立つ結果となりました。不動産賃貸管理を中心とした高付加価値な事業モデルが、長期にわたる高い収益性を支える原動力となっています。
財務は安全?
財務基盤は強固であり、自己資本比率は安定して46%から47%台を推移しています。特筆すべきは、学生マンション開発という不動産事業でありながら、有利子負債を最小限に抑えた無借金経営を継続している点です。これにより、金利上昇局面においても極めて高い財務健全性を保っています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2017/3 | 28.7億円 | -16.2億円 | 11.4億円 | 12.5億円 |
| FY2018/3 | 21.9億円 | -22.7億円 | 8.5億円 | -8,700万円 |
| FY2019/3 | 34.5億円 | -43.0億円 | 13.5億円 | -8.5億円 |
| FY2020/3 | 50.0億円 | -55.4億円 | 12.3億円 | -5.4億円 |
| FY2021/3 | 49.1億円 | -72.2億円 | 56.9億円 | -23.1億円 |
| FY2022/3 | 60.4億円 | -70.9億円 | 30.0億円 | -10.5億円 |
| FY2023/3 | 62.5億円 | -111億円 | 18.8億円 | -48.6億円 |
| FY2024/3 | 81.7億円 | -52.5億円 | 26.8億円 | 29.2億円 |
| FY2025/3 | 68.0億円 | -93.2億円 | 25.3億円 | -25.2億円 |
営業キャッシュフローは堅調に推移しており、本業による資金獲得力は強固です。一方で、成長を加速させるための新規マンション開発への積極的な投資を継続しているため、フリーキャッシュフローはマイナスとなる年度も見られます。将来の賃貸収入拡大に向けた戦略的な資金投下が行われていると評価できます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2017/3 | 26.4億円 | 10.9億円 | 41.2% |
| FY2018/3 | 28.9億円 | 8.1億円 | 28.1% |
| FY2019/3 | 33.5億円 | 10.4億円 | 31.0% |
| FY2020/3 | 42.5億円 | 14.9億円 | 35.0% |
| FY2021/3 | 52.0億円 | 19.5億円 | 37.5% |
| FY2022/3 | 61.9億円 | 18.9億円 | 30.5% |
| FY2023/3 | 70.7億円 | 23.0億円 | 32.5% |
| FY2024/3 | 78.9億円 | 4.3億円 | 5.5% |
| FY2025/3 | 73.5億円 | 22.0億円 | 29.9% |
法人税等の支払額は各期の税引前利益に比例して変動しています。FY2024/3において実効税率が著しく低くなっているのは、税務上の繰越欠損金の利用や税額控除等による一時的な要因です。通常期はおおむね30%前後で推移しており、適切な税務処理が行われています。
会社の公式開示情報
主な事業セグメントは学生マンションの企画開発・仲介・運営管理です。少子化の影響を受けにくい学生層に特化した強固なビジネスモデルを有していますが、昨今は不動産価格や建築コストの高騰、および一部組織内における経費不正などのガバナンスリスクが業績変動要因として注視されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 755億円 | — | 761億円 | +0.7% |
| FY2024 | 687億円 | — | 695億円 | +1.3% |
| FY2023 | 632億円 | — | 638億円 | +0.9% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 85億円 | — | 77億円 | -9.9% |
| FY2024 | 75億円 | — | 81億円 | +7.4% |
| FY2023 | 68億円 | — | 72億円 | +5.9% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は現在、2026年10月期を最終年度とする中期経営計画を推進中です。最終年度の目標として売上高818億円、営業利益91.5億円を掲げており、FY2025予想時点での進捗率はそれぞれ93.0%、83.7%と順調に推移しています。過去の中計『GT01』では目標を一度上方修正した上で達成しており、経営計画に対するコミットメントと実行力は高く評価できます。業績予想の精度も高く、売上高は期初予想を上回る傾向にあります。
株の売買状況と今後の予定
同社のPERは16.9倍、PBRは2.41倍であり、不動産業界の平均(PER約7.5倍, PBR約1.1倍)と比較して割高な水準にあります。これは、学生マンションというニッチ市場での高いシェアと安定した収益性が市場から高く評価されていることを示唆しています。信用倍率は1.34倍と均衡しており、短期的な需給の偏りは見られません。安定した事業モデルへの期待が、バリュエーションに反映されていると考えられます。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
26年10月期連結業績において2期ぶりの最高益更新を掲げ、増配を発表しました。
特別調査委員会の調査結果に基づく再発防止策の最終報告書を開示しました。
賃貸管理事業における業務改革と組織改革を最重要課題として中期経営計画を推進しました。
最新ニュース
ジェイ・エス・ビー まとめ
ひとめ診断
「『大学生活のインフラ』を独占し、安定成長を続ける学生マンション界のガリバー」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
同じ業種の企業
「不動産業」に分類される他の企業
現存不動産に新しい価値を創造する、不動産再生のプロフェッショナル企業
産業デベロッパーへ進化する総合不動産No.1、街づくり×イノベーションで最高益を更新中
戸建分譲住宅シェア国内3割のガリバー、低価格×高品質で住まいのインフラを担う
タイムズブランドで日本最大の時間貸駐車場を運営。カーシェア事業を第2の柱に据え、国内モビリティインフラの中核を担う
施工不良の危機を乗り越え、ファンド支援で財務を立て直し、再び成長軌道を目指す賃貸アパート界のフェニックス
首都圏の中古不動産を磨き上げ価値を再生するプロ集団、ホテルやファンド事業も手掛ける総合不動産企業
兜町の大家から、街づくりの仕掛け人へ。証券取引所を支える老舗が再開発で未来を描く
丸の内の盟主が描く次世代都市戦略――TOKYO TORCHとデータセンターで成長加速を狙う総合デベロッパー