すかいらーくHD
SKYLARK HOLDINGS CO.,LTD.
最終更新日: 2026年3月22日
「ひとりひとりのお客様を大切に」ファミレスの王者が描く次の成長物語
食の未来を創造し、世界中の人々の暮らしを豊かにする。
この会社ってなに?
日本各地にある「ガスト」のハンバーグやドリンクバー、中華の「バーミヤン」、しゃぶしゃぶ食べ放題の「しゃぶ葉」、和食の「夢庵」。これらはすべてすかいらーくグループのお店です。全国約3,000店舗以上を展開し、家族での外食や友人との食事、ちょっとしたランチなど、日常の「食」を支える身近な存在として多くの人の生活に溶け込んでいます。株主優待の食事券も人気です。
すかいらーくHDは「ガスト」「バーミヤン」「しゃぶ葉」「ジョナサン」など約3,000店舗を展開する国内ファミリーレストラン最大手です。FY2025/12期は売上高4,578億円(前期比+14.1%)、営業利益300億円(同+23.8%)と増収増益を達成しました。FY2026/12期は売上高4,900億円、営業利益335億円と過去最高更新を見込みます。2024年には「資さんうどん」運営会社の子会社化やマレーシアでの「Suki-Ya」買収を実施し、M&Aによる成長戦略を本格化しています。2027年12月期を最終年度とする中期事業計画では、既存店成長・新規出店・海外展開の3つの基軸で持続的成長を目指しています。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 12月
- 本社
- 東京都武蔵野市西久保1-25-8
- 公式
- corp.skylark.co.jp
社長プロフィール
すかいらーくグループは、ファミリーレストラン「ガスト」をはじめとする多彩なブランドで、日本全国のお客様の日常の食を支えてきました。これからは国内の既存店強化に加え、M&Aや海外展開で新たな成長を実現していきます。
この会社のストーリー
東京都北多摩郡保谷町(現・西東京市)にて「ことぶき食品」として創業。ひばりヶ丘団地前で食品小売業をスタートしました。
東京都府中市に日本初のファミリーレストラン「すかいらーく」国立店をオープン。ファミレス文化の先駆者となりました。
低価格帯ファミレスの代名詞「ガスト」が誕生。リーズナブルな価格とドリンクバーで爆発的な人気を獲得しました。
経営改革のためMBOを実施し、東証から一時上場廃止。事業再編と経営の立て直しに注力しました。
経営再建を果たし、8年ぶりに東証一部に再上場。IPO価格1,200円で新たなスタートを切りました。
新型コロナの影響で外食需要が激減。FY2021/12期は営業赤字に陥りましたが、テイクアウト・デリバリー強化で生き残りを図りました。
九州の人気うどんチェーン「資さんうどん」を子会社化し、マレーシアでは「Suki-Ya」を買収。国内外でのM&A戦略を本格化させました。
中期事業計画でFY2027/12期に売上高5,500億円以上を掲げ、国内300店の新規出店と海外展開でさらなる成長を目指します。
注目ポイント
「ガスト」「バーミヤン」「しゃぶ葉」「ジョナサン」など多彩なブランドを約3,000店舗展開。日本のファミリーレストランといえばすかいらーくグループです。
100株(約33万円)の保有で年間4,000円分の食事券がもらえる人気の優待制度。優待込み利回りは約1.94%で、個人投資家から圧倒的な支持を集めています。
「資さんうどん」の全国展開やマレーシアでのSuki-Ya買収など、国内外でのM&A戦略を本格化。既存のファミレス事業に加えた新たな成長エンジンが動き始めています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 38円 | 40.6% |
| FY2017/3 | 38円 | 44.0% |
| FY2018/3 | 38円 | 65.5% |
| FY2019/3 | 19円 | 39.5% |
| FY2020/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2021/3 | 12円 | 29.4% |
| FY2022/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2023/3 | 7円 | 33.3% |
| FY2024/3 | 18.5円 | 30.1% |
| FY2025/3 | 22円 | 29.9% |
| 必要株数 | 100株以上(約33万円) |
| 金額相当 | 約4,000円相当(年間) |
| 権利確定月 | 6月・12月 |
FY2021/12期はコロナ禍で無配に転落しましたが、FY2022/12期に復配し、以降2期連続で増配を実現しています。FY2025/12期は26円への増配を予想しており、配当性向30%を目安に株主還元を強化しています。配当利回りは0.78%と高くはありませんが、株主優待(年間4,000円分の食事券)を加えた優待込み利回りは約1.94%となり、個人投資家に人気の高い銘柄です。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
すかいらーくHDは5期連続で増収を達成し、FY2024/12期には売上高4,578億円と過去最高を更新しました。FY2021/12期はコロナ禍の影響で営業赤字に陥りましたが、FY2022/12期に黒字転換し、以降は営業利益率が3.3%から6.5%へと着実に改善しています。FY2025/12期は売上高4,900億円・営業利益335億円とさらなる成長を見込みます。既存店の客数回復と「資さんうどん」の連結効果が成長の原動力です。
事業ごとの売上・利益
ガスト・バーミヤン・ジョナサン・夢庵等のファミリーレストランを中心に国内約2,600店舗を展開。グループの主力事業
しゃぶしゃぶ食べ放題の「しゃぶ葉」を中心に、高い客数成長を実現。利益率も改善傾向
2024年に子会社化した九州地盤のうどんチェーン「資さんうどん」。全国展開に向けた拡大段階
台湾・マレーシア等でガスト・しゃぶ葉を展開。Suki-Ya買収で東南アジアを強化中
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 6.2% | 3.1% | 11.5% |
| FY2022/3 | -3.9% | -1.9% | -3.3% |
| FY2023/3 | 3.0% | 2.0% | 6.1% |
| FY2024/3 | 0.9% | 4.6% | 11.2% |
| FY2025/3 | 9.3% | 5.1% | 13.0% |
FY2021/12期にはコロナ禍の影響でROE・営業利益率ともにマイナスに転落しましたが、FY2022/12期以降はV字回復を達成。ROEはFY2024/12期に8.9%まで改善し、中期目標の8%を上回る水準に到達しています。営業利益率もFY2024/12期に6.5%と回復し、外食業界としては高い水準を維持しています。メニュー改革やDX推進による生産性向上が収益改善に寄与しています。
財務は安全?
総資産はFY2023/12期の「資さんうどん」買収等に伴い4,709億円まで拡大し、有利子負債も1,205億円が計上されました。しかしFY2024/12期には有利子負債を998億円へ圧縮しつつ、自己資本比率は36.2%と安定水準を維持しています。BPS(1株あたり純資産)は5年間で730円から825円へ着実に増加しており、利益蓄積による財務基盤の強化が進んでいます。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| FY2022/3 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| FY2023/3 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| FY2024/3 | 679億円 | -392億円 | -364億円 | 287億円 |
| FY2025/3 | 745億円 | -341億円 | -255億円 | 404億円 |
営業キャッシュフローは毎年500億円〜745億円と安定的に推移しており、本業の現金創出力が堅固です。FY2024/12期はFCF(フリーキャッシュフロー)が404億円のプラスとなり、M&A投資を行いながらも十分な余剰資金を確保しています。財務CFは借入金返済が中心で、有利子負債の圧縮を着実に進めている姿勢がうかがえます。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -24.6億円 | 0円 | - |
| FY2022/3 | -16.0億円 | 0円 | - |
| FY2023/3 | 20.1億円 | 0円 | 0.0% |
| FY2024/3 | 46.9億円 | 0円 | 0.0% |
| FY2025/3 | 24.1億円 | 0円 | 0.0% |
FY2025/12期の予想税引前利益335億円に対し、法人税等は約140億円(実効税率41.8%)を見込んでいます。コロナ禍で赤字だったFY2021/12期には繰越欠損金が発生しましたが、業績回復に伴い通常水準の税負担に戻っています。業績拡大に伴い、税金を通じた社会への貢献も増加傾向にあります。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 756万円 | 6,744人 | - |
持株会社単体の平均年収は約734万円で、外食業界としては高水準です。平均年齢47.7歳、従業員数6,150名(HD単体)と成熟した組織体制を有しています。グループ全体ではパート・アルバイトを含め約34,000名以上の臨時従業員が在籍しており、日本全国の約3,000店舗を支えています。
誰がこの会社の株を持ってる?
浮動株比率が高く、株式の流動性が高い反面、株価変動が大きくなりやすい傾向があります。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。
筆頭株主の日本マスタートラスト信託銀行が12.59%を保有し、機関投資家中心の株主構成です。特徴的なのはアサヒビール(1.50%)と麒麟麦酒(1.47%)という飲料メーカー2社が大株主に名を連ねている点で、取引先との安定的な資本関係を示しています。個人投資家の保有比率が69.7%と高く、株主優待の人気の高さが個人投資家を惹きつけています。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| レストラン事業(ガスト・バーミヤン等) | 約3,200億円 | 約210億円 | 6.6% |
| しゃぶ葉・その他専門業態 | 約850億円 | 約65億円 | 7.6% |
| 資さんうどん・新規M&A事業 | 約250億円 | 約15億円 | 6.0% |
| 海外事業 | 約280億円 | 約10億円 | 3.6% |
すかいらーくHDはガスト・バーミヤン等のファミリーレストラン事業が売上の約70%を占める主力セグメントです。しゃぶ葉等の専門業態は利益率7.6%と高く、成長ドライバーとなっています。2024年に子会社化した「資さんうどん」は全国展開を見据えた新規セグメントで、今後の上乗せ効果が期待されます。海外事業はまだ利益率が低いものの、マレーシアでのSuki-Ya買収を通じて東南アジア市場の開拓を加速させています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は25.0%と外食業界では高水準を維持しています。平均勤続年数20.3年は長期安定雇用を示しており、人材の定着率が高い企業です。臨時従業員数は34,456名で、全国約3,000店舗の運営を支えています。設備投資額170.5億円は新規出店と既存店リニューアルに充当されており、持続的な成長投資を行っています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2023/12 | 3,750億円 | — | 4,011億円 | +7.0% |
| FY2024/12 | 4,450億円 | — | 4,578億円 | +2.9% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2023/12 | 150億円 | — | 242億円 | +61.3% |
| FY2024/12 | 250億円 | — | 300億円 | +20.0% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
すかいらーくHDは過去2期連続で期初予想を上回る着地を実現しています。特にFY2023/12期は営業利益が期初予想比+61.3%と大幅上振れしました。中期事業計画ではFY2027/12期に売上高5,500億円以上を目標に掲げ、ROE8%以上の達成はすでにクリアしています。既存店成長・新規出店・海外展開の3つの基軸に加え、「資さんうどん」など計画外のM&Aもアップサイド要因です。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
当期のTSR(株主総利回り)は116.5%で、TOPIXの182.5%を下回っています。コロナ禍での業績悪化が株価に大きく影響し、回復途上にあることが要因です。ただしFY2023以降はTSRが急回復しており、業績改善と株主還元強化に伴い、今後のTOPIXキャッチアップが期待されます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2020 | 74.8万円 | -25.2万円 | -25.2% |
| FY2021 | 71.3万円 | -28.7万円 | -28.7% |
| FY2022 | 72.1万円 | -27.9万円 | -27.9% |
| FY2023 | 97.6万円 | -2.4万円 | -2.4% |
| FY2024 | 116.5万円 | +16.5万円 | 16.5% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は0.89倍と売り長(売り残が多い状態)となっており、将来の買い戻し圧力による株価下支え効果が期待されます。PER39.0倍・PBR4.05倍はセクター平均を上回っていますが、これはファミレス最大手としての安定成長プレミアムと株主優待人気を反映しています。時価総額は約7,600億円と外食業界ではゼンショーHDに次ぐ規模です。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
2024年12月期決算で売上高4,012億円を達成し、コロナ禍からの完全回復を印象づけました。FY2025/12期予想も大幅増収増益を見込んでいます。
九州地盤のうどんチェーン「資さんうどん」を運営する資さんの全株式を取得し、子会社化を発表。M&A戦略の本格化を示しました。
FY2025/12期決算で売上高4,578億円、営業利益300億円と増収増益を達成。FY2026/12期は過去最高更新を見込む予想を発表しました。
最新ニュース
すかいらーくHD まとめ
ひとめ診断
「ガスト・バーミヤン・しゃぶ葉を擁するファミレス最大手。資さんうどん買収やマレーシア進出で国内外の成長を加速し、年間売上4,900億円規模へ」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
同じ業種の企業
「小売業」に分類される他の企業
かつての多角化経営から焼肉事業へ原点回帰、M&Aを駆使し収益安定化を模索する外食企業
関西の雄、阪急・阪神百貨店が『デパ地下』から『食卓』までを制圧すべく、スーパー事業M&Aでドミナント戦略を加速
堅実経営のドラッグストアが、連続増配とM&Aでじわりと勢力を拡大する首都圏の優等生
敵対的買収を経て『家庭の味』でV字回復、中食展開も狙う定食チェーン
ファミマのお弁当からドンキの惣菜まで、巨大リテールチェーンの『胃袋』をがっちり掴む中食の製造・販売インフラ企業
PBR0.34倍の超割安、無借金経営のホームセンター大手が業績底打ちへ
『ニコアンド』のアパレル大手が、ECモール『ドットエスティ』を武器に業界プラットフォーマーへ変貌中
カタログ通販の雄が、シニア層への強みを武器にホテル買収を加速させ、リアルとオンラインの顧客基盤を融合させる多角化企業