ZOZO
ZOZO,Inc.
最終更新日: 2026年4月30日
ファッション×テクノロジーで、世界中をカッコよく。営業利益率30%超の圧倒的プラットフォーマー
世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。
この会社ってなに?
ネットで服を買うとき、サイズ感やコーディネートに迷った経験はありませんか? ZOZOTOWNは1万以上のブランドを取り揃え、詳細なサイズ表記やスタッフの着こなし画像で、ネット通販ならではの不安を解消します。PayPayでお得に買い物ができ、即日配送にも対応。あなたが何気なく服をポチッと買う裏側で、同社の巨大な物流網とAI技術が「似合う服がすぐ届く」体験を支えています。最近はChatGPTとの連携も開始し、AIにコーディネートを相談できる時代が始まっています。
FY2025/3は売上高2,131億円(+8.2%)、営業利益648億円(+7.8%)と5期連続で過去最高益を更新。営業利益率30.4%の高収益体質を維持し、年間商品取扱高は6,144億円に到達しました。LINEヤフーグループとのシナジーやPayPay連携による集客効果に加え、英LYST社の完全子会社化でグローバル展開も加速。FY2026/3は売上高2,241億円(+5.1%)、営業利益698億円(+7.8%)を計画し、3Q時点で進捗率78%と順調に推移しています。2025年4月に1→3の株式分割を実施し、投資単位を引き下げました。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 千葉県千葉市稲毛区緑町1-15-16
- 公式
- corp.zozo.com
社長プロフィール

「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」という企業理念のもと、ファッションとテクノロジーの融合で一人ひとりの「似合う」を届ける事業を推進。2019年にCEOに就任以来、5期連続で過去最高益を更新し、LYST買収によるグローバル展開やChatGPT連携など、テクノロジーを活用した次世代ECの実現に取り組んでいます。
この会社のストーリー
前澤友作氏が輸入レコード・CDの通信販売からスタート。千葉県を拠点に、インターネット黎明期からECの可能性に着目していた。
ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」をオープン。ブランドから委託を受けて販売する受託販売モデルで、在庫リスクを負わないビジネスモデルを確立。
2007年12月に東証マザーズに上場。IPO時の時価総額は約600億円。翌年には東証一部に市場変更し、急成長を加速。
年間商品取扱高が1,000億円を突破。セレクトショップやインポートブランドの出店が増え、国内ファッションECの覇者としての地位を確立。
全身の体型を計測できる「ZOZOSUIT」を無料配布し世界的な話題に。PBブランド「ZOZO」も立ち上げたが、需要が伴わず撤退。前澤社長の退任につながる転機となった。
ヤフー(現LINEヤフー)がTOBでZOZOを子会社化。前澤氏は退任し、澤田宏太郎氏が新CEOに就任。グループシナジーの活用と堅実経営への転換が始まった。
PayPay連携やYahoo!ショッピング連携で業績は加速し、5期連続で過去最高益を更新。英LYST買収でグローバル展開も開始。ChatGPT連携やAI活用で次世代ECを推進中。
注目ポイント
受託販売モデルにより在庫リスクを負わず、売上高の約30%が営業利益に。EC業界でトップクラスの収益性を5期連続で維持。
PayPay連携による集客効果やYahoo!ショッピングとのクロスセル。グループ9,000万人超のユーザー基盤が成長を後押し。
ZOZOSUIT開発で培った計測技術、AI活用のサイズレコメンド、ChatGPT連携まで。テクノロジーでファッション体験を変革し続ける挑戦者精神。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 16.8円 | 41.8% |
| FY2018/3 | 29円 | 44.8% |
| FY2019/3 | 24円 | 46.0% |
| FY2020/3 | 30円 | 48.7% |
| FY2021/3 | 41円 | 40.5% |
| FY2022/3 | 58円 | 50.4% |
| FY2023/3 | 65円 | 49.3% |
| FY2024/3 | 104円 | 70.2% |
| FY2025/3 | 107円 | 210.2% |
なし
配当は4期連続増配を達成し、FY2021の13.7円からFY2025は35.7円と約2.6倍に増加(株式分割調整後)。FY2024以降は配当性向70%を目安に大幅増配に転じました。FY2026/3は1株39円(年間、分割後ベース)を予想しており、5期連続の増配見込みです。2023年10月に「自己株式取得を含む総還元性向5年平均80%超」を目標とする還元方針を発表し、配当と自社株買いの両輪で株主還元を強化しています。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
売上高は5年間で1,474億円→2,131億円(+44.6%)と着実に成長し、営業利益率は一貫して30%前後を維持する高収益体質です。FY2025/3は5期連続の過去最高益を更新し、営業利益648億円を達成。FY2026/3は売上高2,241億円・営業利益698億円を計画しており、3Q時点で進捗率78%と前倒しペースで推移しています。ZOZOTOWN事業を核としつつ、広告事業やBtoB事業の成長も業績を下支えしています。EPSは株式分割(2025年4月・1→3)調整後の数値です。
事業ごとの売上・利益
ファッションECサイト「ZOZOTOWN」およびYahoo!ショッピング内「ZOZOTOWN」の運営。受託販売・買取販売モデル。売上構成比91%の主力事業。
ブランド向けEC支援、生産支援プラットフォーム「Made by ZOZO」等。売上構成比5%。新たな成長領域として育成中。
ZOZOTOWN上のディスプレイ広告やブランドプロモーション。売上構成比3%ながら利益率41%と高収益。急成長中。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 68.8% | 24.6% | - |
| FY2022/3 | 62.5% | 27.1% | - |
| FY2023/3 | 60.1% | 25.4% | - |
| FY2024/3 | 55.0% | 27.4% | 30.5% |
| FY2025/3 | 49.4% | 24.1% | 30.4% |
ROEは5年間で45〜63%と圧倒的な高水準を維持しており、資本効率に優れたビジネスモデルです。営業利益率は一貫して30%前後を推移し、EC手数料モデルによるアセットライトな事業構造が高収益を実現。FY2025/3はROE 45.9%とやや低下しましたが、これは内部留保の蓄積による自己資本増加が主因であり、収益力自体は健在です。PBR 10倍超の評価はこの高ROEを反映したものです。
財務は安全?
自己資本比率は44%→53%と改善傾向にあり、財務健全性は高水準。総資産は1,878億円に拡大し、うち現金914億円を保有する潤沢な資金力を持ちます。FY2024以降は有利子負債400億円を計上していますが、これは成長投資と株主還元の両立を目的とした戦略的な資金調達です(2026年3月にも金銭消費貸借契約を締結)。BPSはFY2025/3より株式分割(1→3)調整後の数値。EPSは同50.9円に対しBPS 110.8円と、ROE 45.9%を裏付ける資本構成です。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 448億円 | -46.5億円 | -121億円 | 401億円 |
| FY2022/3 | 399億円 | -12.8億円 | -348億円 | 386億円 |
| FY2023/3 | 367億円 | -106億円 | -177億円 | 261億円 |
| FY2024/3 | 426億円 | -98.8億円 | -371億円 | 327億円 |
| FY2025/3 | 601億円 | -62.9億円 | -321億円 | 538億円 |
営業CFは5年間で367億円→601億円に64%増加し、本業の稼ぐ力が着実に向上しています。FCFは毎期260〜538億円の大幅プラスを維持。財務CFが大きなマイナスなのは、積極的な自社株買いと配当による株主還元を行っているためです。FY2022は349億円、FY2024は371億円の財務CF流出があり、総還元性向80%超の方針を着実に実行。FY2025は営業CF 601億円と過去最高を記録し、キャッシュ創出力の強さが際立ちます。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 444億円 | 135億円 | 30.3% |
| FY2022/3 | 497億円 | 152億円 | 30.5% |
| FY2023/3 | 567億円 | 172億円 | 30.3% |
| FY2024/3 | 598億円 | 154億円 | 25.8% |
| FY2025/3 | 649億円 | 195億円 | 30.1% |
実効税率は概ね30%前後で安定しており、税務上の特殊要因は少ない健全な納税構造です。FY2024のみ25.8%と低下していますが、これは一部税制上の優遇措置によるもの。FY2025は税引前利益649億円に対し195億円を納税し、30.1%と標準的な水準に回帰しています。法人税等は毎期着実に増加しており、利益成長に伴い国・地方への税収貢献も拡大しています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 656万円 | 1,761人 | - |
従業員の平均年収は656万円であり、アパレル小売り業界の中では非常に高水準な給与水準を維持しています。これは同社が店舗を持たないEC専業モデルとして高い収益性を誇り、その利益が従業員へと十分に還元されていることが背景にあります。
誰がこの会社の株を持ってる?
親会社Zホールディングス中間が51.5%を保有するグループ傘下企業。金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。
筆頭株主であるZホールディングス中間株式会社が約51.5%を保有し、LINEヤフーグループの傘下にあります。第2位以下は日本マスタートラスト信託銀行(14.0%)、日本カストディ銀行(5.1%)と機関投資家が続き、海外機関投資家も計23%を保有。創業者の前澤友作氏は保有比率1.3%まで低下しています。安定的な親会社のもとで機関投資家からの支持も厚い、安定した株主構成です。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| ZOZOTOWN事業 | 1,948億円 | 625億円 | 32.1% |
| BtoB事業 | 115億円 | 18億円 | 15.7% |
| 広告事業 | 68億円 | 28億円 | 41.2% |
FY2025/3の事業構成はZOZOTOWN事業が売上高の91%を占める一本柱ですが、広告事業(利益率41.2%)とBtoB事業が新たな成長ドライバーとして育っています。役員報酬は取締役3名で合計3億9,500万円(前年比+1,900万円)。女性取締役比率45.5%(11名中5名)とダイバーシティ経営も進展。連結子会社4社、臨時雇用者3,339名を含む大規模なオペレーション体制で、設備投資は年間62.9億円。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が45.5%と極めて高い水準を達成しており、ダイバーシティ経営を強力に推進しています。監査報酬として6,100万円を拠出しており、グループ連結子会社4社を擁する組織規模に見合った健全なガバナンスおよび監査体制が構築されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 1,900億円 | — | 1,970億円 | +3.6% |
| FY2025 | 2,100億円 | — | 2,131億円 | +1.4% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 580億円 | — | 601億円 | +3.5% |
| FY2025 | 640億円 | — | 648億円 | +1.1% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
LINEヤフーグループとの連携強化により、Yahoo!ショッピング経由の集客やPayPayユーザーの取り込みが奏功しています。FY2026/3 3Q累計では売上高1,718億円、営業利益549億円を達成し、通期目標に対する進捗率は約78%と前倒しペースで推移。過去2期の予想精度はいずれもプラス乖離(上振れ着地)で、保守的な予想を出す傾向にあります。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
累積TSR(株主総利回り)は322.1%とTOPIX(213.4%)を大幅にアウトパフォームしています。ヤフー傘下入り以降の着実な業績成長と積極的な株主還元が、長期的な株主価値の向上に寄与。FY2024→FY2025で+41.3ptの上昇を記録し、配当の増額が総リターンを押し上げました。5年間で投資元本の3.2倍に成長しており、長期投資家にとって優れたリターンを提供しています。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 228.2万円 | +128.2万円 | 128.2% |
| FY2022 | 233.2万円 | +133.2万円 | 133.2% |
| FY2023 | 219.1万円 | +119.1万円 | 119.1% |
| FY2024 | 280.8万円 | +180.8万円 | 180.8% |
| FY2025 | 322.1万円 | +222.1万円 | 222.1% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER 20.8倍は小売業セクター平均並みですが、PBR 10.2倍はセクター平均を大きく上回ります。これはROE 45.9%という圧倒的な資本効率が高いバリュエーションを正当化しているためです。配当利回り3.15%はセクター平均を上回り、成長と還元を両立。信用倍率2.38倍と買い残がやや多く、短期的な需給面での上値の重さに注意が必要です。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
OpenAIの「Apps in ChatGPT」に対応し、AIを通じたZOZOTOWN上でのファッション検索・購入体験の提供を開始しました。
FY2026/3 第3四半期決算を発表。商品取扱高5,030億円を記録し、売上高1,718億円・営業利益549億円と増収増益を達成。通期計画に対し進捗率78%。
FY2025/3本決算で5期連続最高益を更新。同月1日に1株→3株の株式分割を実施し、投資単位を引き下げました。
英国ファッション検索プラットフォームLYST LTDの全株式を取得し完全子会社化。欧米市場へのグローバル展開を本格化。
ヤフー(現LINEヤフー)によるTOBが成立しZホールディングス傘下に。PayPay連携や顧客基盤の相互活用など、グループシナジーの創出が始まった。
最新ニュース
ZOZO まとめ
ひとめ診断
国内最大級ファッションEC『ZOZOTOWN』を運営、営業利益率30%超の高収益プラットフォーマー
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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