メディアスホールディングス
MEDIUS HOLDINGS Co.,Ltd.
最終更新日: 2026年3月27日
日本の医療現場を支える、国内No.1の医療機器総合商社
革新的な医療機器と質の高いサービスを全国に届け、医療の未来を創造するリーディングカンパニーを目指します。
この会社ってなに?
あなたが病院で診察や治療を受けるとき、お医者さんや看護師さんが使う注射器やガーゼ、包帯といった消耗品から、レントゲンやMRIのような大きな医療装置まで、あらゆるものを病院に届けているのがこの会社です。普段は目にすることのない病院の裏側で、必要な医療品がいつでも使えるように手配し、日本の医療を支えています。まさに「医療現場の縁の下の力持ち」として、私たちの健康と安全を守る重要な役割を担っているのです。
医療機器・材料の卸売で国内トップの企業。FY2025は売上高2,886.9億円(前期比11.1%増)、営業利益18.75億円(同41.3%増)と増収増益を達成しました。しかし、FY2026の会社予想は売上高3,050億円、営業利益17.5億円と増収減益を見込んでおり、積極的なM&Aによる規模拡大と利益率改善のバランスが課題です。PBRは0.88倍と1倍を割れており、市場からの成長期待を高められるかが今後の株価の鍵となります。
会社概要
- 業種
- 卸売業
- 決算期
- 6月
- 本社
- 東京都千代田区有楽町一丁目2番2号 東宝日比谷ビル
- 公式
- www.medius.co.jp
社長プロフィール

メディアスグループは、医療の質の向上と経営の効率化に貢献することを使命とし、全国の医療機関へ最適な商品とサービスを提供しています。変化する医療環境に迅速に対応し、M&Aも活用しながら持続的な成長を目指し、企業価値の向上に努めます。
この会社のストーリー
医療機器販売会社の株式移転により、共同持株会社としてメディアスホールディングス株式会社を設立。東京証券取引所市場第二部に上場し、新たな挑戦が始まった。
設立からわずか3年で東京証券取引所市場第一部(現:プライム市場)へ指定替え。積極的なM&Aを通じて事業エリアと取扱商品を拡大し、成長を加速させた。
ミタス(現:高象メディカル)との業務資本提携を皮切りに、全国の有力ディーラーとの連携を強化。国内トップクラスの医療機器卸グループとしての地位を固めていく。
提携関係にあったミタスグループ3社を完全子会社化。これにより、さらなる経営基盤の強化とグループ全体のシナジー創出を図った。
「経常利益 年率10%UP」を掲げる新中期経営計画をスタート。M&Aに頼らないオーガニックな成長と収益性向上を目指し、新たな成長フェーズへと舵を切る。
医療材料の共同調達を目的とする「ミウル・ヘルスケア株式会社」を設立。グループのノウハウを結集し、物流の効率化と新たな価値創造に挑戦する。
Plug and Play Japanとパートナー契約を締結。スタートアップとの連携を通じて、革新的な医療機器を全国の医療現場へ届ける仕組みづくりを開始した。
注目ポイント
医療機器・医療材料の卸売販売で国内トップクラスのシェアを誇ります。積極的なM&Aで全国にネットワークを広げ、安定した成長を続けています。
2026年6月期から始まる新中期経営計画では「経常利益の年率10%成長」を目標に掲げています。収益性向上への強い意志がうかがえ、今後の利益成長が期待されます。
安定的な配当を継続しており、株主還元への意識が高い企業です。100株以上の保有でQUOカードがもらえる株主優待も個人投資家にとって嬉しいポイントです。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 11.7円 | 28.9% |
| FY2017/3 | 14.6円 | 37.6% |
| FY2018/3 | 14円 | 36.7% |
| FY2019/3 | 14円 | - |
| FY2020/3 | 14円 | 32.1% |
| FY2021/3 | 21円 | 22.1% |
| FY2022/3 | 19円 | 22.3% |
| FY2023/3 | 22円 | 32.2% |
| FY2024/3 | 21円 | 41.0% |
| FY2025/3 | 20円 | 32.3% |
| 権利確定月 | 6月 |
配当については安定配当の継続を基本方針としており、業績に応じた利益還元を行っています。配当性向は30%前後を目安に調整されており、持続可能な還元策を追求しています。無借金経営による財務優位性を活かし、長期的な株主利益の最大化を目指しています。
同業比較(収益性)
卸売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
メディアスホールディングスは医療機器卸大手として着実に事業を拡大しており、FY2025/3には売上高が約2,887億円へと大幅に伸長しました。主力事業である医療機器・消耗品の販売に加え、M&Aによるグループ規模の拡大が成長の主因となっています。直近では市場環境の変化に対応し、収益性の改善を伴う成長フェーズへの移行を推し進めています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 9.7% | 1.9% | 0.6% |
| FY2017/3 | 8.8% | 1.8% | 0.6% |
| FY2018/3 | 7.0% | 1.4% | 0.6% |
| FY2019/3 | -0.6% | -0.1% | 0.4% |
| FY2020/3 | 6.9% | 1.4% | 0.5% |
| FY2021/3 | 13.0% | 2.4% | 1.1% |
| FY2022/3 | 10.8% | 2.0% | 1.0% |
| FY2023/3 | 8.1% | 1.5% | 0.8% |
| FY2024/3 | 5.7% | 1.0% | 0.5% |
| FY2025/3 | 6.7% | 1.2% | 0.6% |
当社の営業利益率は低水準で推移しており、FY2025/3時点では0.6%と厳しい収益環境にあります。医療機器卸業界特有の薄利多売構造が影響しており、ROEも5%から13%の間で変動するなど課題が残ります。今後は高付加価値サービスの提供や物流効率化による利益率の引き上げが、中長期的な企業価値向上の鍵となります。
財務は安全?
自己資本比率は17%から19%程度で推移しており、安定的な財務基盤を維持しています。特筆すべき点として、有利子負債を実質ゼロに保つ無借金経営を継続しており、高い安全性を確保していることが強みです。総資産が1,100億円規模に拡大する中でも、堅実な資産運用と健全な財務体質が強固な事業基盤を支えています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 26.3億円 | -5.7億円 | -8.5億円 | 20.6億円 |
| FY2017/3 | 24.5億円 | -3.1億円 | -26.0億円 | 21.4億円 |
| FY2018/3 | 7.2億円 | -11.3億円 | 22.0億円 | -4.0億円 |
| FY2019/3 | -10.8億円 | 17.0億円 | -13.1億円 | 6.2億円 |
| FY2020/3 | 11.7億円 | 1.4億円 | 7.9億円 | 13.1億円 |
| FY2021/3 | 68.5億円 | -46.2億円 | 19.0億円 | 22.3億円 |
| FY2022/3 | -39.0億円 | -48.2億円 | 52.0億円 | -87.2億円 |
| FY2023/3 | 12.2億円 | -8.6億円 | 8.6億円 | 3.6億円 |
| FY2024/3 | 19.2億円 | -26.7億円 | 40.1億円 | -7.5億円 |
| FY2025/3 | 70.1億円 | -25.1億円 | -34.7億円 | 45.1億円 |
営業キャッシュフローは事業の特性上変動が大きいものの、FY2025/3には約70億円のプラスを計上し、十分な収益力を回復しました。投資活動においては積極的な設備投資や子会社化を継続していますが、営業CFの増大によりフリーキャッシュフロー(FCF)は45億円の黒字を達成しています。手元資金の蓄積と投資バランスが適切に保たれており、持続的な成長投資が可能な状態にあります。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 14.5億円 | 5.5億円 | 38.0% |
| FY2017/3 | 15.2億円 | 6.6億円 | 43.2% |
| FY2018/3 | 14.3億円 | 6.9億円 | 48.4% |
| FY2019/3 | 14.3億円 | 15.1億円 | 104.9% |
| FY2020/3 | 16.0億円 | 6.5億円 | 40.5% |
| FY2021/3 | 31.8億円 | 11.1億円 | 35.0% |
| FY2022/3 | 27.6億円 | 8.9億円 | 32.3% |
| FY2023/3 | 24.2億円 | 9.3億円 | 38.2% |
| FY2024/3 | 17.5億円 | 6.3億円 | 35.8% |
| FY2025/3 | 24.2億円 | 10.5億円 | 43.2% |
法人税等の支払いは、連結業績に伴う税引前利益の変動に連動しています。FY2025/3は実効税率が43.2%と高水準ですが、これは税務上の調整項目や過年度の影響を含んだ一時的な変動と考えられます。FY2026/3の予想税率は25.7%を見込んでおり、概ね法定実効税率の範囲内での納付となる見通しです。安定した納税を通じて社会貢献を果たすとともに、税効率の適正化にも努めています。
会社の公式開示情報
主な事業は医療機器・材料の卸売であり、全国の医療機関に対するサプライチェーンの提供が収益の柱です。EDINET開示情報では、医療現場のニーズに直結した独自サービス展開による差別化戦略と、少子高齢化に伴う医療需要の変化が主要なリスク・機会要因として詳述されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 2,800億円 | — | 2,887億円 | +3.1% |
| FY2024 | 2,480億円 | — | 2,598億円 | +4.8% |
| FY2023 | 2,300億円 | — | 2,391億円 | +3.9% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 14億円 | — | 19億円 | +33.9% |
| FY2024 | 10億円 | — | 13億円 | +32.7% |
| FY2023 | 7億円 | — | 19億円 | +168.6% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
FY2023-2025の旧中計では、売上高成長率は達成したものの、経常利益とROEの目標は未達で終了しました。一方で、期初予想に対する実績は過去3期連続で上振れ着地しており、会社側の見通しが保守的であることが伺えます。FY2026からの新中計では「経常利益の年率10%成長」を新たな目標に掲げ、収益性向上への強い意志を示しています。
株の売買状況と今後の予定
業界平均と比較すると、PERは同水準ですが、PBRは0.88倍と著しく割安な水準にあります。これは、同社の成長性や収益性に対して市場が慎重な見方をしていることを示唆しています。信用倍率は2.72倍と買い残が優勢ですが、過熱感はなく比較的落ち着いた需給状況です。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
医療分野特化型の物流会社を設立し、グループの供給体制を強化しました。
Plug and Play Japanとの連携により、革新的な医療機器の展開を加速させています。
第2四半期累計の連結経常利益が前年同期比16.9%減となり、収益性の向上が課題となっています。
最新ニュース
メディアスホールディングス まとめ
ひとめ診断
「病院の“なんでも屋”が、M&Aで全国制覇を目指す医療インフラ企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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