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ユニチカ3103

UNITIKA LTD.

プライムUpdated 2026/03/27
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
なし
配当なし
安全性
注意
自己資本比率 24.4%
稼ぐ力
高い
ROE 37.9%(累計)
話題性
普通
ポジ 40%

この会社ってなに?

ユニチカの技術は、あなたの日常生活のすぐそばで活躍しています。例えば、コンビニで手にするポテトチップスの袋。あの袋の内側で、中身の鮮度や風味を守っているのがユニチカの高機能フィルムです。また、あなたが乗る自動車のエンジン周辺で、熱や振動に耐えている軽量プラスチック部品にも同社の素材が使われています。さらに、スマートフォンの電子基板に使われる特殊なガラス繊維など、普段は目に見えない場所で、現代社会の便利で安全な暮らしを支えている会社です。

かつて「三大紡績」と称されたユニチカは、現在、大規模な事業構造改革を断行中。不採算の繊維事業を売却し、高分子事業(フィルム、樹脂)と機能材事業(ガラス繊維など)に経営資源を集中しています。2025期は事業再編費用等で純損失242.83億円を計上しましたが、2026期には純利益200億円への劇的なV字回復を計画。ただし、プライム市場からスタンダード市場への移行が発表されており、株価の需給面では注意が必要です。

繊維製品プライム市場

会社概要

業種
繊維製品
決算期
3月
本社
大阪府大阪市中央区久太郎町4丁目1番3号

サービスの実績は?

1,264.1億円
連結売上高
2025期実績
+6.8% YoY
58.51億円
連結営業利益
2025期実績
+236.6% YoY
-242.83億円
連結純利益
2025期実績
赤字転落
0
1株当たり配当金
2025期実績
9期連続無配
-421.2
1株当たり純利益(EPS)
2025期実績
赤字転落
687億円
時価総額
2026年3月27日時点
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
37.9%(累計)
株主資本の利回り
ROA
6.5%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
9.4%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期9.4%2.0%-
2022/03期5.3%1.2%-
2023/03期0.2%0.1%-
2024/03期13.2%2.9%2.1%
2025/03期89.1%14.5%4.6%
3Q FY2026/337.9%(累計)6.5%(累計)9.4%

収益性指標は、不採算部門の整理コストや特別損失の影響を強く受け、特にROE(自己資本利益率)は2025年3月期に大幅なマイナスを記録しました。営業利益率は過去数年で低迷していましたが、構造改革の奏功により、今後は収益体質の改善と利益率の回復が期待されます。抜本的な経営再建が、今後の収益性向上に向けた最大の焦点です。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期1,104億円38.6億円61.4円-
2022/03期1,147億円22.2億円33.3円+3.9%
2023/03期1,179億円1.0億円-3.1円+2.8%
2024/03期1,183億円24.8億円54.4億円-94.4円+0.3%
2025/03期1,264億円58.5億円243億円-421.2円+6.8%

当社の業績は、不採算事業の整理や構造改革による収益改善が進行しており、2025年3月期には約1,264億円の売上を計上しました。しかし、過去数期にわたり特別損失の計上などが響き、純利益は赤字が継続している状況です。2026年3月期は、リストラ効果と需要回復により、純利益が約200億円へ黒字転換する見通しとなっています。 【3Q 2026/03期実績】売上956億円(通期予想比87%)、営業利益90億円(同95%)、純利益106億円(同53%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

繊維製品の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
37.9%(累計)
業界平均
6.3%
営業利益率上回る
この会社
9.4%
業界平均
6.4%
自己資本比率下回る
この会社
24.4%
業界平均
49.0%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

7,000万円
取締役5名の合計

フィルム・樹脂・機能資材を主力とし、経営再建に伴う事業構造の転換が進行中です。祖業である繊維事業の撤退・事業譲渡を含め、ポートフォリオの最適化による収益性の向上が直近の最重要リスクおよび成長ドライバーとなっています。

会社の計画は順調?

D
総合評価
過去の業績予想は大幅未達が続いており、計画達成能力には大きな疑問符がつく。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

FY2026 連結業績予想
2026期
売上高: 目標 1,100億円 順調 (1,264.1億円)
114.9%
営業利益: 目標 95億円 やや遅れ (58.51億円)
61.6%
純利益: 目標 200億円 大幅遅れ (-242.83億円)
0%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

純利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期4億円-243億円大幅未達
2024期9億円-54億円大幅未達
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期30億円59億円+95.0%
2024期38億円-25億円大幅未達
2023期55億円13億円-75.9%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

ユニチカは正式な中期経営計画を開示していませんが、2026期の業績予想を事実上の経営目標としています。2025期は事業構造改善費用が嵩み巨額の最終赤字となりましたが、2026期は売上高1,100億円、営業利益95億円、純利益200億円というV字回復を計画しています。ただし、過去の業績予想は大幅未達が常態化しており、特に利益項目での乖離が目立ちます。投資家は、この野心的な計画の実現可能性を慎重に見極める必要があります。

どんな話題が多い?

業績・決算40%
事業再編・譲渡30%
株価・市場変更20%
技術・製品導入10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「中立
報道件数(30日)
42
前月比 +15.5%
メディア数
28
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, 四季報オンライン, PR TIMES
業界内ランキング
上位 15%
繊維製品 50社中 8位
報道のトーン
40%
好意的
35%
中立
25%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年6月子会社譲渡

繊維品質評価子会社UGTの譲渡を実施し、高付加価値化への事業ポートフォリオ見直しを進めた。

2026年2月大幅増益

第3四半期累計で経常利益が前年同期比75.8%増の88億円を達成し、採算改革の成果が顕著に表れた。

2026年3月市場区分変更

東証プライムからスタンダードへの市場区分変更が承認され、需給悪化懸念により株価が一時大幅安となった。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率24.4%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
738億円
借金(有利子負債)
Net Assets
457億円
会社の純資産

財務健全性は、継続的な赤字と構造改革費用の発生により、自己資本比率が2025年3月期には約10.4%まで低下するなど、依然として厳しい状況が続いています。有利子負債は約2,604億円まで膨らんでおり、財務基盤の安定化が喫緊の課題です。今後の黒字化を通じて、財務体質の改善と負債の削減を両立させることが再建の鍵となります。 【3Q 2026/03期】総資産1801億円、純資産457億円、自己資本比率24.4%、有利子負債738億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+62.9億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-31.5億円
投資に使ったお金
Financing CF
-4.3億円
借入・返済など
Free CF
+31.5億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期149億円61.7億円41.4億円87.0億円
2022/03期86.7億円89.9億円42.1億円3.2億円
2023/03期5.1億円80.9億円16.6億円75.8億円
2024/03期81.7億円75.4億円2.8億円6.3億円
2025/03期62.9億円31.5億円4.3億円31.5億円

営業キャッシュフローは、事業構造改善に伴う一時的な変動はあるものの、本業での安定した現金創出能力を維持しています。投資キャッシュフローは設備の維持更新や事業再編に関連する支出が継続しており、フリーキャッシュフローは不安定な推移を見せています。今後は収益改善によるキャッシュフローの安定化と、投資効率の最適化が重要な局面です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 12名)
女性 2名(16.7% 男性 10
17%
83%
監査報酬
1億2,500万円
連結子会社数
27
設備投資額
27.3億円
平均勤続年数(従業員)
21
臨時従業員数
447

女性役員比率は16.7%となっており、多様性の確保に向けて一定の歩みを進めています。連結子会社27社を抱えるグループ経営において、監査報酬1億2,500万円を投じた厳格な監査体制を構築し、経営再建という重要な局面での透明性確保を図っています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主22.8%
浮動株77.2%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関19.7%
事業法人等3.1%
外国法人等8.8%
個人その他64.5%
証券会社3.9%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は三菱UFJ銀行。

日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口)(5,931,000株)10.28%
株式会社三菱UFJ銀行(2,356,000株)4.08%
ユニチカ従業員持株会(1,695,000株)2.93%
BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC) (常任代理人株式会社三菱UFJ銀行)(890,000株)1.54%
BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNY GCM CLIENT ACCOUNTS M LSCB RD (常任代理人株式会社三菱UFJ銀行)(885,000株)1.53%
林 貴夫(820,000株)1.42%
大同生命保険株式会社(800,000株)1.38%
J.P.Morgan Securities plc (常任代理人JPモルガン証券株式会社)(746,000株)1.29%
ユニチカ共栄会(717,000株)1.24%
株式会社日本カストディ銀行 (信託口)(631,000株)1.09%

大株主には日本マスタートラスト信託銀行をはじめとする信託銀行や金融機関が名を連ねており、機関投資家の保有比率が高い安定的な株主構成となっています。一方で、従業員持株会や共栄会による保有も一定数存在し、企業内での結束力がうかがえる構造です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1財務報告に関するもの 当社グループでは、不正な会計処理等により適切な財務報告がなされないリスクが発生する可能性がある
2製品の安全・品質保証に関するもの 当社グループは製品の品質管理に万全を期し、製品の欠陥等の発生を未然に防止している
3災害・事故等に関するもの 当社グループにおいて、合繊原料など化学物質を取り扱う工場を中心として、万一、甚大な事故災害が発生した場合は、それに伴って生じる社会的信用の低下、補償などの対策費用、生産活動の停止による機会損失などによって、当社グループの業績及び財政状況等に影響を及ぼす可能性がある

社員の給料はどのくらい?

平均年収
495万円
従業員数
2,663
平均年齢
43.1歳
平均年収従業員数前年比
当期495万円2,663-

従業員平均年収は495万円となっており、繊維業界の平均水準に照らしても一般的な給与水準に留まっています。長年続いた構造改革や不採算事業の整理といった経営再建の影響が、現在の処遇にも反映されていると推測されます。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、2021期を除き、一貫してTOPIXをアンダーパフォームしています。特に2024期以降はその差が拡大しており、株価の低迷と無配継続が主な要因です。これは、同社が長期にわたる業績不振と財務問題に直面し、事業構造改革を進めてきた過渡期であったことを反映しています。株主還元の本格化には、まずV字回復計画を達成し、安定した収益基盤を確立することが不可欠です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

もらえません
1株配当(最新期)
0
方針: 業績連動(現在は経営再建に伴い無配)
1株配当配当性向
2016/03期00.0%
2017/03期00.0%
2018/03期00.0%
2019/03期00.0%
2020/03期00.0%
2021/03期00.0%
2022/03期00.0%
2023/03期00.0%
2024/03期00.0%
2025/03期00.0%
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施していません。

当社は経営再建を最優先課題として取り組んでおり、現在は無配が継続しています。配当方針としては、将来的な収益状況の回復を待ち、株主への利益還元を再開することを目指しています。早期の黒字化達成と財務健全性の向上が、配当復配に向けた大前提となっています。

もし5年前に投資していたら?

2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 61.5万円 になりました (-38.5万円)
-38.5%
年度末時点評価額損益TSR
2021期152.2万円52.2万円52.2%
2022期107.8万円7.8万円7.8%
2023期81.9万円18.1万円-18.1%
2024期63.7万円36.3万円-36.3%
2025期61.5万円38.5万円-38.5%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残6,608,300株
売り残4,001,300株
信用倍率1.65倍
2026年2月13日時点
今後の予定
通期決算発表2026年5月中旬
第1四半期決算発表2026年8月上旬
第2四半期決算発表2026年11月上旬

PERは3.5倍と業界平均の17.8倍を大幅に下回り、指標上は割安に見えます。これは2026期のV字回復予想を織り込んだ結果ですが、逆にPBRは4.23倍と業界平均を大きく上回り割高です。信用倍率は1.65倍と比較的落ち着いていますが、プライム市場からスタンダード市場への移行に伴うパッシブファンドからの売り圧力が当面の懸念材料です。今後の決算でV字回復計画の進捗が確認できるかが株価の鍵を握ります。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期53.8億円15.2億円28.2%
2022/03期64.0億円41.8億円65.3%
2023/03期10.7億円9.7億円90.5%
2024/03期-10.1億円0円-
2025/03期46.9億円290億円617.4%

法人税等の支払いは、連結損益の変動や繰延税金資産の取り崩し等の会計上の要因により、実効税率が著しく高まる期が見受けられます。赤字期には支払額が発生しない一方、構造改革に伴う評価損などが税務上の損益に影響を与えています。利益が正常化する過程で、実効税率は一般的な水準へと収束していく見込みです。

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ユニチカ まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
なし
配当なし
安全性
注意
自己資本比率 24.4%
稼ぐ力
高い
ROE 37.9%(累計)
話題性
普通
ポジ 40%

「祖業の繊維事業を売却し、フィルム・樹脂など高機能素材でV字回復を狙う構造改革まっただ中の名門メーカー」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU