ロイヤルホールディングス8179
ROYAL HOLDINGS Co., Ltd.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが家族で少し特別な食事をしようと「ロイヤルホスト」を訪れたり、手軽に天丼が食べたくなって「てんや」に立ち寄ったことはありませんか?実は、これらのお店を運営しているのがロイヤルホールディングスです。それだけではありません。出張や旅行で利用する「リッチモンドホテル」も同社の事業の一つ。さらに、空港のレストランや企業の社員食堂など、普段私たちが意識しない場所の裏側でも、同社の「食とホスピタリティ」のサービスが提供されているのです。
コロナ禍からV字回復を達成し、2025期は売上高1655.0億円、営業利益76.85億円と好調を維持。主力の外食事業に加え、インバウンド需要を捉えたホテル事業が利益の半分以上を稼ぎ出す収益の柱に成長しています。総合商社の双日と資本業務提携し、海外展開やM&A(おやつ宅配「たびスル」買収)にも積極的で、安定と成長の両輪を回すフェーズに入っています。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 12月
- 本社
- 福岡県福岡市博多区那珂3丁目28番5号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 8.5% | 2.6% | - |
| 2022/12期 | 7.0% | 2.4% | - |
| 2023/12期 | 8.7% | 3.2% | - |
| 2024/12期 | 12.1% | 4.7% | 4.8% |
| 2025/12期 | 10.7% | 4.2% | 4.6% |
| 2025/12期 | 11.4% | 4.2% | 4.6% |
コロナ禍の赤字局面を乗り越え、営業利益率は直近で約4.8%まで改善するなど、収益構造の適正化が進んでいます。ROE(自己資本利益率)も11%台に達するなど資本効率の向上が見られ、稼ぐ力の回復が顕著です。今後は高付加価値化やDXによるオペレーション効率の改善を通じて、さらなる利益率の向上を目指すフェーズにあります。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 840億円 | — | 28.7億円 | -34.3円 | - |
| 2022/12期 | 1,040億円 | — | 27.5億円 | 26.4円 | +23.9% |
| 2023/12期 | 1,389億円 | — | 40.4億円 | 38.4円 | +33.6% |
| 2024/12期 | 1,522億円 | 73.7億円 | 59.3億円 | 60.2円 | +9.5% |
| 2025/12期 | 1,655億円 | 76.8億円 | 56.6億円 | 57.5円 | +8.8% |
ロイヤルホールディングスは、コロナ禍で大きく落ち込んだ業績から着実に回復しており、2024年3月期には売上高1,521億円、純利益59億円と成長トレンドを維持しています。外食事業でのロイヤルホストやてんやの好調に加え、観光需要の回復に伴うホテル事業の収益貢献が大きく寄与しました。2026年3月期も増収増益を見込んでおり、強固なブランド力を背景にしたさらなる事業拡大が期待されます。 【2025/12期実績】売上1655億円(前期比8.8%)、営業利益77億円、純利益57億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
外食・ホテル・コントラクト事業を軸とする連結子会社8社体制で構成されています。事業リスクとしては原材料価格の高騰や人件費の上昇が挙げられており、それらに対する価格転嫁や業務効率化が収益性を左右する重要な要因となります。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 1,666億円 | — | 1,655億円 | -0.7% |
| 2024期 | 1,473億円 | — | 1,522億円 | +3.3% |
| 2023期 | 1,310億円 | — | 1,389億円 | +6.1% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 78億円 | — | 77億円 | -1.5% |
| 2024期 | 66億円 | — | 74億円 | +11.6% |
| 2023期 | 44億円 | — | 61億円 | +38.0% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
2025年2月に新たな「中期経営計画2025~2027」を発表。最終年度の2027期に売上高1,900億円、営業利益100億円という高い目標を掲げています。過去2年間は期初予想を上回る好決算を連発しており、特にホテル事業の収益力向上が計画達成への信頼度を高めています。計画達成に向け、既存事業の強化に加え、双日との提携による海外展開やM&Aが成長ドライバーとして期待されます。
最新ニュース
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メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
経営ビジョン2035および中期経営計画2025~2027を策定し、持続的な成長に向けたロードマップを公表。
法人向けおやつ定期宅配サービスを手がける「たびスル」を完全子会社化し、新領域への事業拡大を推進。
Minor Hotelsとの合弁会社設立を発表。ラグジュアリーホテルブランドの展開により収益基盤の多様化を加速。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
2024年3月期以降は成長投資のための資金調達を実施したことで有利子負債が増加していますが、自己資本比率は約39%を維持しており、一定の財務健全性を確保しています。潤沢な資産基盤を背景に、新規出店や新規事業への投資を継続する余力は十分です。今後も負債の適切なコントロールと、事業拡大による利益成長のバランスが重要となります。 【2025/12期】総資産1398億円、純資産555億円、自己資本比率37.1%、有利子負債265億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 18.9億円 | 20.6億円 | 90.7億円 | 1.8億円 |
| 2022/12期 | 73.9億円 | 85.5億円 | 37.0億円 | 11.6億円 |
| 2023/12期 | 125億円 | 65.9億円 | 52.0億円 | 59.4億円 |
| 2024/12期 | 104億円 | 98.4億円 | 77.4億円 | 5.2億円 |
| 2025/12期 | 158億円 | 167億円 | 7.7億円 | 8.9億円 |
営業キャッシュフローは本業の回復により年間157億円規模まで拡大し、盤石なキャッシュ創出力を確立しています。投資キャッシュフローは成長に向けた新規出店や事業買収のために活発に支出されています。一時的にフリーキャッシュフローがマイナスとなる時期もありますが、これは将来の成長に向けた戦略的な先行投資であると評価できます。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が33.3%と高く、多様な視点を取り入れた経営体制の構築に注力しています。連結子会社を統括する持株会社として、監査報酬8,100万円を投じた厳格な監査体制を維持し、透明性の高いコーポレート・ガバナンスを目指しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 761万円 | 2,383人 | - |
従業員平均年収は761万円であり、飲食・ホテル業界としては相対的に高水準な給与水準を維持しています。これは同社が多角的な事業ポートフォリオを持ち、高い付加価値を提供するホスピタリティビジネスを展開していることが背景にあると考えられます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
過去5年間のTSR(株主総利回り)を振り返ると、2022期を除きTOPIXのパフォーマンスを下回る(アンダーパフォーム)年が多くなっています。これは、コロナ禍において外食・ホテル事業が受けた深刻なダメージにより株価が長期的に低迷したことが主な要因です。しかし、2023期以降はTOPIXとの差が縮小傾向にあり、業績のV字回復に伴い、株主還元への期待も回復しつつあることを示唆しています。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/12期 | 20円 | 32.2% |
| 2017/12期 | 26円 | 27.9% |
| 2018/12期 | 28円 | 38.0% |
| 2019/12期 | 28円 | 54.3% |
| 2020/12期 | 0円 | 0.0% |
| 2021/12期 | 5円 | - |
| 2022/12期 | 10円 | 18.9% |
| 2023/12期 | 20円 | 26.0% |
| 2024/12期 | 32円 | 26.6% |
| 2025/12期 | 35円 | 60.9% |
| 権利確定月 | 6月・12月 |
業績回復に合わせて配当を増額しており、株主還元を重視する経営姿勢が鮮明です。配当方針として安定的な配当の継続を基本としつつ、業績に応じた還元強化を行っています。今後も利益成長と連動した配当水準の向上により、中長期的な株主価値の最大化を目指す方針です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 103.4万円 | 3.4万円 | 3.4% |
| 2022期 | 126.9万円 | 26.9万円 | 26.9% |
| 2023期 | 142.1万円 | 42.1万円 | 42.1% |
| 2024期 | 133.8万円 | 33.8万円 | 33.8% |
| 2025期 | 148.8万円 | 48.8万円 | 48.8% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PERは業界平均並みですが、PBRはやや割高な水準にあり、市場からの成長期待の高さがうかがえます。信用倍率は1倍を切り売り残が買い残を上回る「売り長」の状態で、株価上昇時には買い戻しによるさらなる上昇(踏み上げ)も期待できる需給環境です。株主優待の人気も高く、個人投資家の安定した買い支えも特徴です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | -45.0億円 | 0円 | - |
| 2022/12期 | 21.6億円 | 0円 | 0.0% |
| 2023/12期 | 52.7億円 | 12.3億円 | 23.4% |
| 2024/12期 | 73.2億円 | 13.9億円 | 19.0% |
| 2025/12期 | 79.2億円 | 22.6億円 | 28.5% |
過去の赤字による繰越欠損金の解消に伴い、税負担が正常な水準へと回帰しています。2022年3月期までは過去の損失分による減税効果がありましたが、現在は安定した利益計上に伴い、適正な法人税等を納付しています。今後は標準的な実効税率水準での納税が継続する見込みです。
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ロイヤルホールディングス まとめ
「『ロイホの会社』と侮るなかれ、実はホテル事業が利益の半分以上を稼ぎ出す総合ホスピタリティ企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。