2695プライム

くら寿司

Kura Sushi,Inc.

最終更新日: 2026年3月27日

ROE4.2%
BPS1568.5円
自己資本比率40.0%
FY2025/3 有報データ

食の安全と楽しさを追求し、世界へ羽ばたく回転寿司の革命児

日本の食文化である寿司を、安全・安心で楽しい体験とともに世界中に広め、世界中の人々の食生活を豊かにすることを目指します。

この会社ってなに?

あなたが家族や友人と「今日、何食べる?」と考えたとき、候補に挙がる回転寿司チェーン、それが「くら寿司」です。お寿司がレーンで運ばれてくるだけでなく、食べ終わったお皿を5枚投入すると「ビッくらポン!」のゲームが始まり、景品が当たるかもしれない、あのお店です。実は、あなたが楽しむ一皿一皿の裏側には、化学調味料や人工甘味料などを一切使わないという「無添加」への強いこだわりが隠されています。普段何気なく利用しているその楽しい食事体験が、実は日本だけでなくアメリカや台湾にも広がっており、世界に日本の食文化を届けるグローバルな事業につながっているのです。

くら寿司は、FY2025に売上高2,451.1億円、営業利益54.6億円を見込む、日本を代表する回転寿司チェーンです。国内事業の安定成長に加え、特に米国子会社「Kura Sushi USA」が急成長しており、積極的な海外出店が全体の成長を牽引しています。FY2024には売上高2349.5億円、営業利益56.99億円を達成し、V字回復を果たしました。一方で、原材料価格や人件費の高騰が利益を圧迫する要因となっており、今後の収益性維持が課題です。

小売業プライム市場

会社概要

業種
小売業
決算期
10月
本社
大阪府堺市中区深阪1-2-2
公式
www.kurasushi.co.jp

社長プロフィール

田中 邦彦
田中 邦彦
代表取締役社長
ビジョナリー
「食の戦前回帰」を掲げ、化学調味料・人工甘味料・合成着色料・人工保存料を一切使用しない「四大添加物無添加」を創業以来徹底しています。お客様に安心・安全な食を提供することが我々の使命であり、国内外でさらなる成長を目指し挑戦を続けます。

この会社のストーリー

1977
創業の原点

創業者・田中邦彦が、ごく普通の寿司店を大阪府堺市で開業。これがくら寿司のすべての始まりとなった。

1995
くら寿司株式会社設立

「くら寿司」としての法人を設立し、100円均一の回転寿司事業を本格的にスタート。独自のビジネスモデルで成長軌道に乗る。

2000
「ビッくらポン!」導入

食べ終わったお皿を回収するシステムと連動したゲーム「ビッくらポン!」を導入。食事にエンターテイメント性を加え、ファミリー層から絶大な支持を得る。

2001
株式上場

ナスダック・ジャパン(現ヘラクレス)市場に上場。事業拡大と知名度向上のための大きな一歩を踏み出す。

2011
抗菌寿司カバー「鮮度くん」導入

ウイルスやホコリからお寿司を守る自社開発の寿司カバー「鮮度くん」を全店に導入し、食の安全・安心への取り組みを強化。

2019
米国ナスダック市場に上場

米国子会社「くら寿司USA」がナスダック市場に上場。日本の外食企業として初の上場となり、グローバル展開を本格化させる。

2024
グローバル店舗網の拡大

国内外で店舗数を拡大し続け、特に米国では80店舗を超える規模に成長。デフレ下で磨いた効率的な店舗運営システムが海外でも評価される。

2026
さらなる世界展開へ

2026年8月期には米国店舗数を100店まで増やす計画を発表。日本の食文化を世界へ広める挑戦は続く。

注目ポイント

徹底した「無添加」へのこだわり

創業以来、化学調味料・人工甘味料・合成着色料・人工保存料を一切使用しない「四大添加物無添加」を貫いています。家族で安心して楽しめる食への強いこだわりが魅力です。

成長著しいグローバル展開

米国子会社はナスダックに上場し、米国内で100店舗体制を目指すなど、海外事業が急成長中。日本の回転寿司文化を世界に広める、夢のある事業展開が期待されます。

独自開発のテクノロジー

抗菌寿司カバー「鮮度くん」や、お皿の枚数でゲームが楽しめる「ビッくらポン!」など、食の安全と楽しさを両立させるユニークな技術を次々と開発しています。

サービスの実績は?

2,451億円
売上高
FY2025実績
+4.1% YoY
20
1株当たり配当金
FY2025予想
-50.0% YoY
56.99億円
営業利益
FY2024実績
+132.0% YoY
80店舗超
米国店舗数
2025年12月時点
成長中
2,854
従業員数(連結)
2023年10月時点
増加傾向

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 20円
安全性
普通
自己資本比率 40.0%
稼ぐ力
普通
ROE 4.2%
話題性
好評
ポジティブ 55%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
20
方針: 配当性向を考慮した安定配当
1株配当配当性向
FY2016/3108.9%
FY2017/31512.1%
FY2018/31511.5%
FY2019/32021.0%
FY2020/320-
FY2021/32041.7%
FY2022/320106.6%
FY2023/32092.1%
FY2024/34049.3%
FY2025/32022.0%
株主優待
なし

株主優待制度は2024年4月実施分をもって廃止されました。

配当方針は、株主への利益還元を継続しつつ、成長投資を優先するスタンスです。以前は株主優待を積極的に活用していましたが、現在は廃止されており、配当金による還元が中心となっています。業績連動型の配当を基本としており、成長段階に応じた無理のない分配を目指しています。

同業比較(収益性)

小売業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
4.2%
業界平均
5.0%
営業利益率下回る
この会社
2.2%
業界平均
5.9%
自己資本比率下回る
この会社
40.0%
業界平均
50.1%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/31,831億円
FY2023/32,114億円
FY2024/32,350億円
FY2025/32,451億円
営業利益
FY2022/3-11.1億円
FY2023/324.6億円
FY2024/357.0億円
FY2025/354.6億円

くら寿司は、積極的な店舗展開と海外事業の成長を背景に売上高が着実に増加しており、FY2025/3には約2,451億円に達しました。FY2021/3およびFY2022/3は営業赤字を計上しましたが、以降は値上げの浸透やコスト効率の改善により黒字化を達成しています。今後は客数の増加が見込まれる一方、原材料費や人件費の負担増により、FY2026/3は利益面で足踏みする慎重な業績予想となっています。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
4.2%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
2.3%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
2.2%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2016/314.7%9.5%5.7%
FY2017/314.1%9.3%5.2%
FY2018/313.1%8.7%5.2%
FY2019/38.0%5.5%4.0%
FY2020/3-0.6%-0.3%0.3%
FY2021/33.5%1.9%-1.8%
FY2022/31.3%0.7%-0.6%
FY2023/31.2%0.7%1.2%
FY2024/34.4%2.3%2.4%
FY2025/34.2%2.3%2.2%

収益性は、コロナ禍の影響を受けたFY2021/3からFY2022/3の営業損失期を底に、営業利益率がプラス水準へ回復する傾向にあります。ROE(自己資本利益率)はFY2024/3以降、4%台で安定推移していますが、外食業界における競合他社と比較してもさらなる資本効率の改善が課題です。今後は北米などの海外事業における収益の安定化が、ROE向上に向けた重要な鍵となります。

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率40.0%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
863億円

同社の財務体質は、自己資本比率が約40%で推移しており、安定した財務健全性を維持しています。有利子負債については、EDINET開示データ上ゼロとなっていますが、これは実質的な無借金経営を裏付けるものであり、堅実な経営姿勢が伺えます。利益の蓄積により純資産は順調に増加しており、今後の成長投資を支える強固な資本基盤を築いています。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
本業で稼いだお金
+149億円
営業CF
投資に使ったお金
-186億円
投資CF
借入・返済など
+49.5億円
財務CF
手元に残ったお金
-36.8億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2016/385.7億円-52.0億円-21.3億円33.6億円
FY2017/382.3億円-50.7億円-17.1億円31.6億円
FY2018/3102億円-44.1億円-22.3億円58.0億円
FY2019/386.3億円-66.0億円25.6億円20.2億円
FY2020/389.3億円-83.4億円-11.6億円6.0億円
FY2021/347.4億円-94.8億円24.6億円-47.4億円
FY2022/399.4億円-121億円-47.0億円-21.6億円
FY2023/3137億円-145億円55.0億円-8.2億円
FY2024/3184億円-103億円-40.1億円80.2億円
FY2025/3149億円-186億円49.5億円-36.8億円

営業キャッシュフローは、店舗運営の好調を反映して年間150億円規模の安定した創出力を示しています。投資キャッシュフローは、国内外での新規出店や店舗改修のための設備投資により、毎期100億円から180億円規模の支出が継続しています。結果としてFCFは投資のタイミングによって変動が大きく、成長のための積極的な資金投入が行われている状況です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2016/368.1億円23.8億円34.9%
FY2017/372.8億円24.0億円33.0%
FY2018/376.5億円25.3億円33.0%
FY2019/361.4億円23.7億円38.6%
FY2020/311.3億円14.0億円123.1%
FY2021/331.7億円12.7億円40.1%
FY2022/324.6億円17.1億円69.7%
FY2023/328.8億円20.2億円70.1%
FY2024/362.2億円30.0億円48.2%
FY2025/361.8億円25.7億円41.6%

法人税等の負担率は、利益が低迷していた期には繰延税金資産の影響などで実効税率が一時的に大きく上昇しました。利益が安定的に計上されるようになったFY2024/3以降は、40%前後で推移する一般的な水準へと落ち着いています。今後は営業利益の変動に応じた適切な納税額が見込まれます。

会社の公式開示情報

EDINET開示情報によると、同社は国内の回転寿司事業を中核としつつ、北米およびアジア圏での海外展開による成長を戦略の柱としています。原材料価格の高騰や為替変動、海外での出店コストが業績に影響を与えるリスク要因として常に注視が必要です。

会社の計画は順調?

B
総合評価
売上は予想を上回る傾向だが、利益のブレが大きく、計画達成の安定性に課題。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期計画
FY2022~FY2024
国内年間出店数: 目標 25店舗以上 順調 (平均20店舗程度)
80%
米国年間出店数: 目標 25店舗以上 順調 (平均20店舗程度)
80%
アジア年間出店数: 目標 10店舗以上 やや遅れ (平均5店舗程度)
50%
FY2026 業績予想(会社計画)
FY2026
売上高: 目標 2,570億円 順調 (2,451.1億円)
95.37%
営業利益: 目標 50億円 順調 (54.60億円)
109.2%
当期純利益: 目標 30億円 順調 (36.06億円)
120.2%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20232,090億円2,114億円+1.15%
FY20242,262億円2,350億円+3.87%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202330億円25億円-18.13%
FY202424億円57億円+137.46%
FY202550億円55億円+9.2%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

くら寿司は明確な中期経営計画の数値目標を対外的に大きく公表していませんが、年間出店数などを目安としています。業績予想を見ると、売上高は期初予想を上回って着地する傾向にありますが、利益面では外部環境(原材料費、人件費)の影響を受けやすく、ブレが大きいのが特徴です。特にFY2024は営業利益が期初予想を倍以上上回る大幅な上振れ着地となり、収益改善が進んでいることを示しました。今後は利益計画の安定的な達成が評価向上の鍵となります。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残161,700株
売り残79,200株
信用倍率2.04倍
2026年3月最新週時点
今後の予定
第2四半期決算発表2026年6月中旬
第3四半期決算発表2026年9月中旬
通期決算発表2026年12月中旬

PER(株価収益率)は47.9倍と、小売業の平均(約30倍)と比較して割高な水準にあります。これは、同社の海外事業を中心とした高い成長期待が株価に織り込まれていることを示唆しています。信用倍率は2.04倍と比較的落ち着いており、需給バランスは安定しています。今後の決算発表で、高い成長期待に見合う業績を示せるかが株価の鍵となるでしょう。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +5.2%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES, 東洋経済オンライン
業界内ランキング
上位 12%
小売業 1300社中 156位
報道のトーン
55%
好意的
30%
中立
15%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算40%
海外事業展開30%
株主還元・株式分割15%
DX・新サービス15%

最近の出来事

2026年3月決算発表

26年10月期第1四半期決算にて、連結経常利益が前年同期比12.0%増となる堅調な滑り出しを見せた。

2026年3月株式分割

投資単位の引き下げによる投資家層の拡大を目的として、5月1日を効力発生日とした1株を2株にする株式分割を発表した。

2025年12月米国戦略

米国における店舗数が80店舗を超え、現地トップがリスク管理を強化しつつ成長路線を維持する戦略を強調した。

最新ニュース

ポジティブ
くら寿司が3月13日大引け後に決算を発表、第1四半期の連結経常利益は前年同期比12.0%増
3/13 · 株予報Pro
ポジティブ
くら寿司が5月1日付で1株を2株に株式分割すると発表
3/18 · 日本経済新聞
ポジティブ
米国市場で店舗数80店超え、節約志向を捉え成長を継続
2/26 · 日経ビジネス
中立
2026年10月期、売上高2570億円を見込むも純利益は減益予想と報道
2/05 · 会社四季報オンライン
ネガティブ
くら寿司USAの第1四半期決算、14%の増収なるも営業赤字が拡大
1/08 · 株探米国株

くら寿司 まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 20円
安全性
普通
自己資本比率 40.0%
稼ぐ力
普通
ROE 4.2%
話題性
好評
ポジティブ 55%

「『無添加』と『エンタメ』を武器に、米国市場で急成長を遂げる回転寿司のグローバル企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU