北雄ラッキー
Hokuyu Lucky Co.,Ltd.
最終更新日: 2026年4月8日
北海道の食卓を守る地域密着スーパー、有機生鮮と自社デリカで大手に対抗
北海道の地域密着型食品スーパーとして、おいしさと安心を追求し、地域のお客様に選ばれ続ける企業を目指す
この会社ってなに?
北海道でお買い物をするとき、「ラッキー」の看板を見かけたことがあるかもしれません。有機・無農薬の生鮮食品や自社センターで作るオリジナル惣菜にこだわり、地元の食卓を支えています。
北雄ラッキーは、札幌市を中心に北海道全域で食品スーパーマーケットを展開する地域密着型企業です。1971年に株式会社オレンジチェーンとして設立され、1982年に衣料品販売の「まるせん」と合併し現社名に商号変更。2002年にJASDAQ上場、2023年10月には札幌証券取引所本則市場に上場しました。標準型店舗「ラッキー」を軸に、小商圏型「ラッキーマート」、衣料専門「ラッキー衣料館」など33店舗を道内に展開しています。2022年には小樽市銭函にラッキー生鮮・デリカセンターを稼働させ、サラダ・惣菜・鮮魚加工品の自社製造により商品差別化を推進。FY2025/2期は売上高369億円(前期比-2.7%)と減収でしたが、FY2026/2期は売上高372億円を見込んでいます。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 2月
- 本社
- 北海道札幌市手稲区星置1条2丁目1番1号
- 公式
- www.hokuyu-lucky.co.jp
社長プロフィール

おいしさを追求して、お客様に選ばれる食品スーパーを目指します。北海道の豊かな食材を活かし、地域のお客様の食生活を豊かにすることが私たちの使命です。
この会社のストーリー
株式会社オレンジチェーンとして設立。北海道でスーパーマーケットのチェーン展開を開始。1974年に山の手ストアーに商号変更し、札幌市内で店舗網を拡大
衣料品販売の株式会社まるせんを合併し、北雄ラッキー株式会社に商号変更。食品と衣料品の総合スーパーとして再出発。創業者・桐生泰夫氏の下で北海道全域への展開を加速
JASDAQ証券取引所に株式を上場。上場により資金調達力を強化し、店舗の改装や新規出店に積極投資
創業者・桐生泰夫名誉会長の長男である桐生宇優が代表取締役社長に就任。「環境変化に迅速対応するため」世代交代を実施し、有機・無農薬生鮮への差別化戦略を推進
小樽市銭函にラッキー生鮮・デリカセンターが本格稼働。最新設備による惣菜・鮮魚加工品の自社製造で、大手チェーンにはないオリジナル商品の供給体制を確立
注目ポイント
大手スーパーとの差別化として、有機・無農薬栽培の生鮮食品の品揃えにこだわっています。北海道の豊かな農産物を活かした高品質な生鮮品で、食の安心・安全を重視する顧客層を獲得
小樽の生鮮・デリカセンターで惣菜・サラダ・鮮魚加工品を自社製造。サケのスライスカッターや真空包装機など最新設備を導入し、他社にはない差別化商品を全33店舗に供給しています
実質無借金経営でBPS4,522円に対し株価は3,070円。PBR0.68倍と解散価値を大きく下回る割安水準で、配当+優待の総合利回りは約2%。東証の資本コスト経営要請で見直し余地があります
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2017/2 | 10円 | 36.3% |
| FY2018/2 | 10円 | 38.4% |
| FY2019/2 | 50円 | 58.2% |
| FY2020/2 | 50円 | 28.8% |
| FY2021/2 | 50円 | 32.8% |
| FY2022/2 | 50円 | 25.9% |
| FY2023/2 | 50円 | 49.2% |
| FY2024/2 | 50円 | 20.6% |
| FY2025/2 | 50円 | 44.4% |
| FY2026/2(予想) | 50円 | 43.9% |
| 必要株数 | 100株以上(約30.7万円) |
| 金額相当 | 約1,000円相当(100株の場合) |
| 権利確定月 | 2月・8月 |
年間配当は50円(配当利回り1.63%)を安定的に維持しています。FY2019/2期に5株→1株の株式併合を実施し、併合後ベースで50円を据え置き。配当性向は20〜58%の幅で変動しており、業績が悪化しても減配しない安定配当方針を堅持しています。株主優待はJCBギフトカードまたは北海道特産品で、100株保有なら優待込みの総合利回りは約2.0%。200株以上保有すると優待金額が大幅にアップし、実質利回りが向上します。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
売上高は8期連続で減収傾向が続いており、FY2017/2期の430億円からFY2025/2期は369億円まで縮小しました。北海道の人口減少や大手との競争激化が背景です。営業利益率は0.7〜1.3%と食品スーパー業界の中でも低水準。FY2024/2期は営業利益5.1億円(利益率1.3%)と好調でしたが、FY2025/2期はエネルギー費・人件費高騰により2.4億円に急減。FY2026/2期は当初計画から下方修正し、売上高372億円、純利益1.4億円を見込んでいます。
事業ごとの売上・利益
「ラッキー」「ラッキーマート」「ラッキー衣料館」の3業態で道内33店舗を展開。生鮮食品を中心に一般食料品・衣料品を販売。小樽のラッキー生鮮・デリカセンターで惣菜・鮮魚加工品を自社製造
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2017/2 | 3.7% | 0.9% | 0.8% |
| FY2018/2 | 3.4% | 0.8% | 1.0% |
| FY2019/2 | 2.3% | 0.6% | 1.0% |
| FY2020/2 | 4.4% | 1.2% | 1.0% |
| FY2021/2 | 3.8% | 1.1% | 1.2% |
| FY2022/2 | 4.6% | 1.3% | 0.9% |
| FY2023/2 | 2.4% | 0.7% | 1.0% |
| FY2024/2 | 5.4% | 1.7% | 1.3% |
| FY2025/2 | 2.5% | 0.8% | 0.7% |
ROEは2.5%(FY2025/2期)と低水準。食品スーパーは薄利多売のビジネスモデルであり、営業利益率は0.7〜1.3%のレンジで推移しています。FY2024/2期はコスト管理が奏功し営業利益率1.3%・ROE5.4%と直近のピークでしたが、FY2025/2期はエネルギー費と人件費の高騰により営業利益率0.7%に急低下しました。PBR0.68倍はBPS4,522円に対して株価が大幅に割安な水準で、資本効率の改善が株価回復の鍵です。
財務は安全?
自己資本比率は31.4%まで着実に改善。FY2017/2期の24.1%から7ポイント上昇しました。有利子負債はゼロの実質無借金経営で、財務の健全性は高い水準です。BPSは4,522円に対して株価3,070円と、PBR0.68倍で解散価値を大きく下回っています。総資産は約182億円で、店舗設備や在庫が主な構成要素。利益蓄積により純資産は毎期増加傾向にあります。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2017/2 | 5.1億円 | -2.1億円 | -4.4億円 | 3.1億円 |
| FY2018/2 | 9.1億円 | -3.1億円 | -5.5億円 | 6.0億円 |
| FY2019/2 | 7.8億円 | -3,800万円 | -6.8億円 | 7.5億円 |
| FY2020/2 | 13.8億円 | -9,500万円 | -11.0億円 | 12.8億円 |
| FY2021/2 | 7.4億円 | 2,900万円 | -6.4億円 | 7.7億円 |
| FY2022/2 | -1.5億円 | -7.9億円 | 7.0億円 | -9.4億円 |
| FY2023/2 | 10.9億円 | 5.2億円 | -15.5億円 | 16.1億円 |
| FY2024/2 | 5.8億円 | 0円 | -6.6億円 | 5.8億円 |
| FY2025/2 | 2.3億円 | -3.6億円 | 7,200万円 | -1.3億円 |
営業CFはFY2020/2期に13.8億円と過去最高を記録しましたが、FY2025/2期は2.3億円に急減。利益減少と運転資金の増加が影響しています。FY2022/2期は営業CF-1.5億円と赤字に転落しましたが、これはラッキー生鮮・デリカセンターの稼働準備に伴う在庫増が主因。FCFはFY2025/2期に-1.3億円と、設備投資(店舗改装・システム投資)が営業CFを上回りました。有利子負債ゼロの強固な財務基盤により、一時的なCF悪化でも経営の安定性は維持されています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2017/2 | 4.3億円 | 2.6億円 | 59.8% |
| FY2018/2 | 4.3億円 | 2.7億円 | 61.9% |
| FY2019/2 | 4.4億円 | 3.3億円 | 75.3% |
| FY2020/2 | 4.1億円 | 1.9億円 | 46.6% |
| FY2021/2 | 4.8億円 | 2.9億円 | 59.7% |
| FY2022/2 | 3.9億円 | 1.5億円 | 37.6% |
| FY2023/2 | 4.2億円 | 2.9億円 | 69.4% |
| FY2024/2 | 5.3億円 | 2.3億円 | 42.8% |
| FY2025/2 | 2.0億円 | 6,300万円 | 30.7% |
実効税率は30〜75%と大きく変動しています。食品スーパーは利益額が小さいため、交際費や減価償却の損金不算入、繰延税金資産の変動などが実効税率に大きく影響します。FY2019/2期の75.3%は株式併合関連の特殊要因、FY2025/2期の30.7%は繰延税金資産の計上効果によるものです。通常ベースでは45-60%程度の実効税率が見込まれます。
誰がこの会社の株を持ってる?
筆頭株主の桐生興産(CEO資産管理会社)22.9%を中核に、桐生商店1.7%、取締役田中寛密4.7%、北洋銀行4.9%、北海道銀行2.4%、まるせん商事2.3%、横山清5.8%など創業家・金融機関・取引先が安定保有。
筆頭株主は桐生宇優社長の資産管理会社桐生興産(22.93%)。2019年に創業者・桐生泰夫名誉会長の個人保有株を全て桐生興産に集約しました。第2位の横山清(5.77%)はアークス創業者で北海道スーパー業界の重鎮。北洋銀行(4.90%)と北海道銀行(2.37%)がメインバンクとして安定保有。取締役の田中寛密(4.74%)、合併元まるせんの関連会社まるせん商事(2.29%)、桐生家の桐生商店(1.74%)も安定株主です。桐生家関連の持株比率は合計約25%のオーナー企業です。
会社の公式開示情報
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| スーパーマーケット事業(単一セグメント) | 約369億円 | 約2.4億円 | 約0.7% |
単一セグメントのスーパーマーケット事業で、食品が売上の約90%を占めます。衣料品は専門店「ラッキー衣料館」で展開していますが、比率は約10%にとどまります。取締役報酬の開示はありますが、少額。女性取締役は現時点では確認されていません。連結子会社はなく、非連結の単体決算です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024/2 | 379億円 | — | 379億円 | ±0% |
| FY2025/2 | 379億円 | — | 369億円 | -2.6% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024/2 | 4億円 | — | 5億円 | +45.7% |
| FY2025/2 | 4億円 | — | 2億円 | -43.5% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
売上高の予想精度は比較的高いものの、営業利益は変動が大きい。FY2024/2期は営業利益が当初予想を45.7%上振れと大幅上振れでしたが、FY2025/2期は逆に43.5%下振れしました。中期経営計画では6MD(6次産業型マーチャンダイジング)商品の強化、来店頻度の向上、ラッキー生鮮・デリカセンターの活用による商品供給力の拡大を重点項目に掲げています。
株の売買状況と今後の予定
PERは15.5倍で小売業平均(約20倍)を下回り、割安水準です。PBRは0.68倍と解散価値を大きく下回っており、純資産対比で非常に割安。ただし、売上が縮小傾向にある点と利益率の低さがバリュエーションに反映されています。時価総額39億円と小型株であり、出来高も少ないため流動性リスクに注意が必要です。52週高値3,480円に対し現在3,070円と高値から約12%下落した水準です。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
FY2026/2期の通期業績予想を下方修正。売上高372億円、純利益1.4億円に引き下げ。エネルギー費・人件費の高騰が利益を圧迫
組織変更及び人事異動を発表。経営体制の強化を図る
札幌証券取引所本則市場に新規上場。北海道の地域密着企業として地元投資家へのアクセスを強化
小樽市銭函にラッキー生鮮・デリカセンターが本格稼働。全道27店舗向けにサラダ・惣菜・鮮魚加工品を製造し、商品差別化を推進
株式を5株→1株に併合。投資単位の適正化を実施
最新ニュース
北雄ラッキー まとめ
ひとめ診断
北海道密着の食品スーパー、有機・無農薬生鮮と自社デリカセンターで大手に対抗
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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