ジーフット
GFOOT CO.,LTD.
最終更新日: 2026年3月30日
イオンの力で再起を目指す、足元から暮らしを支える靴の専門店
多様な世代のニーズに応える品揃えを強化し、特にキッズシューズ分野で日本一を目指します。家族みんなが楽しめる靴屋の未来を創造し、お客様に選ばれ続ける企業となることを目指します。
この会社ってなに?
あなたが週末にイオンモールなどのショッピングセンターへ買い物に行ったとき、靴屋さんを見かけることはありませんか?そのお店は「ASBee(アスビー)」や「Green Box(グリーンボックス)」かもしれません。ジーフットは、こうした全国のショッピングセンターを中心に、家族みんなが楽しめる靴の専門店を展開している会社です。ナイキやアディダスといった人気ブランドのスニーカーから、お子さんの通学靴、ビジネスシューズまで、幅広い品揃えで私たちの足元を支えています。普段何気なく立ち寄る靴屋さんの裏側で、ジーフットが活躍しているのです。
イオン系の靴小売り大手。FY2025は売上高599.8億円、営業損失8.05億円と5期連続の赤字を計上し、依然として厳しい経営状況が続く。親会社イオンからの65億円の資金調達により財務基盤を強化しつつ、不採算店舗の閉鎖や店舗ブランドの「ASBee」への統一などの構造改革を断行中。FY2026の会社予想では営業利益5.00億円の黒字転換を目指すが、過去の業績予想は未達が多く、事業再生計画の着実な実行が株価回復の鍵となる。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 2月
- 本社
- 東京都中央区新川1丁目14番1号
- 公式
- www.g-foot.co.jp
社長プロフィール
私たちは「足元からのスタイル提案業」を経営理念に、お客様一人ひとりの生活に寄り添う靴を提供することを目指しています。現在は事業構造改革を断行し、より効率的で魅力ある店舗づくりを通じて、企業価値の向上と持続的な成長を実現してまいります。
この会社のストーリー
イオンの前身であるジャスコ株式会社の靴部門として、株式会社ニューステップが設立される。ここからジーフットの歴史が始まった。
名古屋を地盤とするツルヤ靴店を吸収合併し、事業基盤を拡大。全国展開への足がかりを築いた。
日本証券業協会に株式を店頭登録し、企業としての透明性と信用を高め、さらなる成長を目指す体制を整えた。
株式会社ニューステップから現社名である「株式会社ジーフット」へ変更。新たなブランドイメージで再スタートを切った。
イオン株式会社が株式を追加取得し、ジーフットはイオンの連結子会社となる。イオングループとの連携を強化し、経営基盤を安定させた。
新型コロナウイルス感染症の拡大による外出自粛や店舗休業が響き、業績が大幅に悪化。厳しい経営環境に直面した。
不採算店舗の整理や主力ブランド「ASBee」への店舗統一など、抜本的な事業構造改革に着手。経営再建に向けて大きく舵を切った。
親会社イオンからの支援を受けつつ、店舗改革やオンラインストアの強化を推進。収益性の改善を図り、再び成長軌道に乗ることを目指している。
注目ポイント
親会社であるイオンからの増資など強力な支援を受け、現在事業再生の真っ最中です。不採算店舗の整理やブランド統一などの構造改革を進めており、今後のV字回復が期待されます。
主力業態である「ASBee」へ店舗ブランドを統一する戦略を推進中。実際に改装した店舗では売上が20%以上増加するなど、改革の成果が着実に出始めています。
株主優待として、全国の「ASBee」をはじめとするグループ店舗で利用できる買物割引券がもらえます。日々の買い物をお得に楽しめる、個人投資家にとって魅力的な制度です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 19円 | 28.3% |
| FY2017/3 | 20円 | 31.7% |
| FY2018/3 | 20円 | 113.2% |
| FY2019/3 | 15円 | - |
| FY2020/3 | 10円 | - |
| FY2021/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2022/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2023/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2024/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2025/3 | 0円 | 0.0% |
| 権利確定月 | 2月・8月 |
同社は業績の立て直しを最優先課題としており、現在は無配を継続し、内部留保の確保と財務体質の健全化を図っています。株主還元については、将来的な復配や利益還元を検討していく方針ですが、現時点では業績回復が優先されます。株主優待制度を通じて、継続的な株主との対話を重視する姿勢を示しています。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
ジーフットは、長引く消費低迷と店舗運営の効率化に伴う売上減少により、赤字決算が続いている状況です。足元では構造改革を推進しており、売上高は600億円前後で推移する中、収益体質の改善を図っています。2026年3月期には、ようやく営業黒字への転換が見込まれるなど、業績の底打ちが期待される局面です。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -289.5% | -28.9% | - |
| FY2022/3 | -313.1% | -16.5% | - |
| FY2023/3 | - | -13.7% | - |
| FY2024/3 | - | -5.4% | -1.7% |
| FY2025/3 | -185.0% | -3.6% | -1.3% |
収益性指標は、営業赤字の継続により長期間にわたり売上高営業利益率がマイナス圏で推移しています。店舗整理や不採算事業の見直しを進めてきたものの、利益を確保するまでの回復には至っていません。今後、構造改革の効果が具体的に表れることで、ROEやROAの改善が待たれる状況です。
財務は安全?
財務健全性は極めて厳しい状態にあり、債務超過の解消と自己資本比率の回復が喫緊の課題となっています。有利子負債の膨らみや純資産の減少により、財務基盤は脆弱化してきましたが、親会社であるイオンからの支援等を通じた資金調達で再建を図っています。自己資本の毀損を食い止め、安定した財務体質を取り戻せるかが焦点です。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -56.7億円 | 10.5億円 | 44.4億円 | -46.3億円 |
| FY2022/3 | -55.4億円 | 7.1億円 | 93.4億円 | -48.3億円 |
| FY2023/3 | -5.5億円 | 6.7億円 | 1.6億円 | 1.2億円 |
| FY2024/3 | -42.6億円 | 1.9億円 | -14.6億円 | -40.8億円 |
| FY2025/3 | 6.5億円 | 1.4億円 | 2.6億円 | 7.8億円 |
営業キャッシュフローは長年マイナスが続いていましたが、2025年3月期には約6.5億円のプラスへと改善し、フリーキャッシュフローも黒字化を達成しました。不採算店舗の整理によるキャッシュアウトの抑制と、資産売却や資金調達を通じた財務の安定化が並行して進められています。慢性的な現金不足から脱却し、今後は営業活動によるキャッシュ創出力の強化が継続の鍵となります。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -122億円 | 0円 | - |
| FY2022/3 | -68.0億円 | 0円 | - |
| FY2023/3 | -50.0億円 | 0円 | - |
| FY2024/3 | -13.6億円 | 0円 | - |
| FY2025/3 | -12.7億円 | 0円 | - |
長年にわたる営業損失の計上により、当期純利益も赤字が続いてきたため、法人税等の支払いは発生していません。2026年3月期には小幅ながら黒字転換を予想しており、それに伴い法人税等の納付が見込まれています。過去の繰越欠損金の活用により、課税所得に対する税負担の調整が継続している状況です。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 444万円 | 762人 | - |
従業員平均年収は444万円であり、小売業界全体の平均水準と概ね整合的です。長引く業績低迷による構造改革の最中であり、賞与や手当の変動が年収推移に影響を与えている背景があります。
誰がこの会社の株を持ってる?
金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主はイオン。
筆頭株主であるイオン株式会社が61.9%の株式を保有しており、極めて強固な親会社支配体制が構築されています。上位株主にはイオン関連会社が名を連ねており、安定株主が支配的な割合を占める一方、市場における浮動株比率は限定的であると推測されます。
会社の公式開示情報
役員報酬
靴および雑貨の販売を主力とする事業構造ですが、直近では営業損失や最終赤字を計上する厳しい財務状況が続いています。親会社イオンへの依存度が高い一方で、オンラインストアへの注力や不採算店舗の整理といった構造改革に伴う事業リスクが継続的な課題となっています。
この会社のガバナンスは?
取締役会における女性役員比率は22.2%と一定の多様性が確保されています。親会社イオンの意向を反映したガバナンス体制となっており、監査役会設置会社として内部統制と監査体制の維持に努めていますが、現在は業績再生が最優先の経営課題となっています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2026 | 0億円 | -28億円 | -28億円 | 大幅未達 |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 5億円 | — | -8億円 | 大幅未達 |
| FY2024 | -13億円 | — | -11億円 | +16.8% |
| FY2023 | -11億円 | — | -48億円 | 大幅未達 |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
ジーフットは明確な中期経営計画を開示していませんが、毎期の業績予想が実質的な経営目標となります。しかし、FY2026の純利益予想は期初1000万円の黒字から28億円の赤字へと大幅に下方修正されており、過去数年を見ても計画の未達が続いています。親会社イオンの支援下で構造改革を進めていますが、収益改善の道のりは依然として険しく、計画の信頼性回復が急務です。投資家は、会社予想を鵜呑みにせず、実際の業績回復ペースを慎重に見極める必要があります。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
過去5年間のTSR(株主総利回り)は、一貫してTOPIXを大幅に下回る「アンダーパフォーム」が続いています。FY2025時点での自社TSRが54.5%であるのに対し、TOPIXは177.5%と3倍以上の差が開いています。この主な要因は、長期にわたる営業赤字と無配継続による株価の低迷です。親会社イオンの支援はあるものの、自力での収益性改善と株主還元の再開が実現されない限り、市場平均を上回るリターンを生み出すのは困難な状況です。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 79.0万円 | -21.0万円 | -21.0% |
| FY2022 | 59.6万円 | -40.4万円 | -40.4% |
| FY2023 | 56.6万円 | -43.4万円 | -43.4% |
| FY2024 | 56.4万円 | -43.6万円 | -43.6% |
| FY2025 | 54.5万円 | -45.5万円 | -45.5% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
市場評価は極めて厳しい状況です。PERは1217.4倍と異常値を示しており、これは僅かな黒字予想に対する市場の懐疑的な見方を反映しています。PBRも13.19倍と業界平均を大幅に上回り、資産価値から見ても割高と評価されています。信用取引では売り残がなく、買い残のみが積み上がっており、短期的な値上がりを期待する個人投資家による買いが中心と考えられます。6期連続の無配も株価の上値を重くする要因となっており、投資するには明確な業績回復の兆しが必要です。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
親会社のイオンを引受先とする65億円の第三者割当増資を発表し、構造改革を加速。
2026年2月期の最終損益を黒字予想から28億円の赤字へ下方修正。
オリジナルブランド「Carrot」から新作キッズシューズを発売し、商品力強化を図る。
最新ニュース
ジーフット まとめ
ひとめ診断
「親会社イオンの支援を受け、5期連続の営業赤字からV字回復に挑む靴の専門店チェーン」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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