イメージ ワン
ImageONE Co.,Ltd.
最終更新日: 2026年3月30日
画像技術で医療と地球の未来を拓く、社会貢献型ソリューション企業
ヘルスケアと地球環境の分野で高品質なソリューションを提供し、豊かで健康的な社会の実現に貢献すること。
この会社ってなに?
あなたが病院でレントゲンやCTスキャンを撮ったとき、その大量の画像データを医師が見やすく管理・分析するためのシステムを、イメージワンが提供しています。複数の病院間でデータを共有したり、AIを使って診断をサポートしたりと、医療の質の向上に貢献しています。また、普段ニュースで目にする災害状況の把握や、天気予報で使われる雲の動きの分析など、宇宙から地球を撮影した「衛星画像」を販売する事業も手掛けています。私たちの生活に直接は見えにくいですが、医療や防災といった社会の重要なインフラを「画像」の力で支えている会社です。
祖業の衛星画像販売と医療向け画像システムを主力としますが、直近5期連続で営業赤字と苦戦が続いています。FY2025決算では売上高8.7億円に対し、営業損失は4.10億円を計上しました。経営再建に向けて一部事業の譲渡や資本業務提携を進めており、FY2026には売上高13.8億円、営業利益0.76億円へのV字回復を目指す計画を掲げています。この計画達成の確度が、今後の株価を左右する最大の焦点となるでしょう。
会社概要
- 業種
- 卸売業
- 決算期
- 9月
- 本社
- 東京都品川区大崎1-6-3 大崎ニューシティ3号館 6F
- 公式
- www.imageone.co.jp
社長プロフィール

当社は「人の健康、国の安心・安全」をテーマに、画像技術でお客様の意思決定を支援し社会に貢献することを目指しています。ヘルスケアと地球環境ソリューションを両輪に、高品質なサービスを提供し、持続的な成長と企業価値の向上に努めてまいります。
この会社のストーリー
人工衛星画像の販売事業を目的として会社を設立。宇宙からの視点で地球を見つめる事業をスタートさせた。
設立から16年、衛星画像事業の成長を背景に株式上場を果たす。企業としての信頼性と成長への期待が高まった。
培ってきた画像処理技術を活かし、医療画像システム事業を開始。新たな成長の柱を築くべく挑戦が始まった。
台湾の医療情報システム開発企業EBM Technologies,Inc.と提携。グローバルな技術連携で医療ソリューションを強化した。
地球環境ソリューション事業の一環として、太陽光発電などの再生可能エネルギー事業に参入。事業の多角化を進める。
医療経営管理システムなど一部事業を譲渡し、主力事業への集中を加速。収益構造の改善を目指す変革期を迎えている。
総合医療診断支援装置「AI-BOX」の代理店であるブランと資本業務提携。AIを活用した最先端医療分野での成長を目指す。
注目ポイント
衛星画像販売からスタートし、その画像処理技術を医療分野や再生可能エネルギー分野に応用。社会貢献性の高い事業へ果敢に挑戦し続けています。
近年、AIを活用した医療診断支援システムなど、デジタルトランスフォーメーション(DX)の波に乗る新事業へ注力。未来の医療を支える技術で成長を目指します。
事業の選択と集中を進め、経営体制を刷新。厳しい業績が続く中でも、将来の飛躍に向けたポートフォリオ改革に取り組んでいます。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2017/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2018/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2019/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2020/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2021/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2022/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2023/3 | 0円 | 0.0% |
現在、株主優待制度は実施していません。
当社は長引く業績低迷のため無配が続いており、現時点で安定的な配当方針を策定できる段階にはありません。今後の配当については、業績の黒字定着と強固な財務基盤の構築を最優先とし、株主還元については将来の検討課題としています。再建計画の進捗に合わせて、持続的な企業価値向上を目指す姿勢です。
同業比較(収益性)
卸売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
当社の業績は、主力事業である医療画像システム等の販売不振に加え、事業ポートフォリオの再構築に伴うコスト増により、直近数期にわたり大幅な減収および営業赤字が継続しています。FY2024/3からFY2025/3にかけて売上高は15.6億円から8.7億円へと大きく減少しており、経営環境の厳しさが顕著に表れています。一方、FY2026/3予想では売上高13.8億円、営業利益0.8億円と黒字転換を見込んでおり、抜本的な構造改革による収益改善が期待されています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 1.2% | 0.7% | 1.8% |
| FY2017/3 | -16.2% | -10.2% | -11.1% |
| FY2018/3 | 0.5% | 0.4% | 2.4% |
| FY2019/3 | 12.8% | 7.1% | -2.3% |
| FY2020/3 | -31.9% | -26.7% | -22.8% |
| FY2021/3 | -19.0% | -17.1% | -13.6% |
| FY2022/3 | -13.0% | -10.6% | -7.7% |
| FY2023/3 | -35.6% | -22.8% | -23.0% |
| FY2024/3 | -121.0% | -56.7% | -54.0% |
| FY2025/3 | -78.0% | -40.2% | -47.3% |
営業利益率がFY2024/3には-54.0%、FY2025/3には-47.3%と極めて低い水準で推移しており、本業の収益性が著しく悪化しています。これに伴いROE(自己資本利益率)やROA(総資産利益率)も深刻なマイナスを記録しており、投下資本に対するリターンが確保できていない状態です。収益性の早期回復には、採算の取れない事業の整理と、成長領域への経営資源の再配分が不可欠な状況にあります。
財務は安全?
自己資本比率はFY2021/3の89.7%からFY2025/3には48.9%まで低下しており、継続的な赤字計上によって純資産が大きく毀損しています。有利子負債はゼロで推移している点は評価できますが、資産規模もFY2022/3の32.2億円からFY2025/3には13.9億円へと縮小傾向にあります。財務基盤を安定させるためには、赤字の解消による資本蓄積の再開が最優先の経営課題です。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 1.2億円 | -2,300万円 | 1.8億円 | 9,900万円 |
| FY2017/3 | -4.2億円 | -4,300万円 | 2.6億円 | -4.6億円 |
| FY2018/3 | 2,700万円 | -2.6億円 | 7.3億円 | -2.3億円 |
| FY2019/3 | -2,000万円 | 4.5億円 | -600万円 | 4.3億円 |
| FY2020/3 | 1.6億円 | 0円 | -5.0億円 | 1.6億円 |
| FY2021/3 | -5.2億円 | -1,900万円 | 12.3億円 | -5.4億円 |
| FY2022/3 | -3.2億円 | -9.8億円 | 3.0億円 | -13.0億円 |
| FY2023/3 | 3,900万円 | 2.5億円 | -9,100万円 | 2.9億円 |
| FY2024/3 | -2.1億円 | -2,500万円 | -3,600万円 | -2.3億円 |
| FY2025/3 | -4.5億円 | -6,100万円 | 5.2億円 | -5.1億円 |
本業の稼ぐ力を示す営業キャッシュフローが断続的にマイナスとなっており、営業活動による現金創出が困難な状況が続いています。FY2025/3には財務キャッシュフローが5.2億円のプラスとなっていますが、これは主に資金調達によるものであり、持続可能なキャッシュ創出構造への転換が急務です。投資キャッシュフローは限定的であり、現時点では成長投資よりも事業維持と資金繰りの確保が優先されています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 1,700万円 | 700万円 | 41.2% |
| FY2017/3 | -1.8億円 | 0円 | - |
| FY2018/3 | 1,600万円 | 800万円 | 50.0% |
| FY2019/3 | 6.9億円 | 4.5億円 | 64.9% |
| FY2020/3 | -5.8億円 | 0円 | - |
| FY2021/3 | -4.1億円 | 0円 | - |
| FY2022/3 | -3.2億円 | 0円 | - |
| FY2023/3 | -7.1億円 | 0円 | - |
| FY2024/3 | -8.7億円 | 0円 | - |
| FY2025/3 | -4.5億円 | 0円 | - |
業績不振による度重なる経常赤字の影響で、過去数期にわたり法人税等の支払いは発生していません。赤字による繰越欠損金の存在が税負担を抑える要因となっており、当面は納税負担の発生しない状況が続くと見込まれます。FY2026/3予想においても黒字転換を見込みつつ、過去の欠損金の利用により実効税率は特殊な数値を示しています。
会社の公式開示情報
EDINET開示情報では、医療画像システムや衛星画像販売といった特定セグメントへの収益依存度が高いことがリスク要因として指摘されています。近年は不採算事業の撤退や組織改革を進めており、構造転換が経営上の最重要課題となっています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2022 | 31億円 | — | 34億円 | +10.6% |
| FY2023 | 44億円 | — | 30億円 | -31.5% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2022 | 1億円 | — | -3億円 | 大幅未達 |
| FY2023 | 1億円 | — | -7億円 | 大幅未達 |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
過去の中期経営計画(FY2021目標)は売上高40億円・営業利益8億円に対し、実績は売上高24.4億円・営業損失3.31億円と大幅な未達に終わりました。近年の業績予想も、売上は達成することもある一方、利益計画は未達が常態化しており、収益性の改善が急務です。現在、明確な中期経営計画は取り下げられており、FY2026の単年度業績予想として黒字転換を掲げていますが、その達成確度を慎重に見極める必要があります。
株の売買状況と今後の予定
PBRは4.20倍と業界平均を大きく上回っており、将来の黒字転換への期待が織り込まれている一方、割高感も否めません。信用倍率は30倍を超え、信用買い残が積み上がっているため、将来的な需給悪化のリスクには注意が必要です。時価総額29億円は小型株に分類され、ボラティリティ(株価変動率)が高くなりやすい傾向があります。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
医療経営管理システム「ONE Viewer」等の事業をメディカル・トラスト・ソリューションズへ譲渡し、経営効率化を推進。
2026年9月期第1四半期決算は、売上高1.7億円、経常損益△1.3億円と収益性が低迷。
AI医療診断支援装置「AI-BOX」代理店のブランと資本業務提携を締結。
低コストで高精度な地図作成が可能な3次元データ計測システムの販売を開始。
最新ニュース
イメージ ワン まとめ
ひとめ診断
「衛星画像と医療ITの二刀流で、赤字脱却とV字回復を目指す技術系商社」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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