サンエー
SAN-A CO.,LTD.
最終更新日: 2026年3月27日
沖縄県民の暮らしを支える、地域密着の総合小売企業
地域社会の発展に貢献し、お客様から最も信頼される企業グループであり続けることを目指します。
この会社ってなに?
沖縄へ旅行に行ったことはありますか?現地の人が「とりあえずサンエーに行けば何でもそろうよ」と言うのを耳にするかもしれません。それもそのはず、サンエーは沖縄県内でスーパーマーケットから大型ショッピングセンター、レストラン、ドラッグストア、家電量販店まで、生活に必要なあらゆるお店を運営している会社です。あなたが沖縄で立ち寄ったコンビニ「ローソン」や、お土産を買ったスーパーも、実はサンエーが手がけているかもしれません。まさに、沖縄の人々の暮らしと経済を裏側で支える「インフラ」のような存在なのです。
沖縄県内流通最大手のサンエーは、FY2025に売上高2371.6億円、営業利益169.23億円と安定した成長を継続しています。特にFY2024は営業利益が前年比47.1%増の164.64億円と大幅に伸長し、高い収益力を証明しました。観光需要の回復に加え、540億円を投資する食品加工センター新設による商品力・効率向上で、沖縄経済における圧倒的な優位性をさらに盤石なものにしようとしています。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 2月
- 本社
- 沖縄県宜野湾市大山7-2-10
- 公式
- www.san-a.co.jp
社長プロフィール
私たちは沖縄県に根ざし、お客様の毎日の暮らしを豊かにすることを使命としています。商品力の向上と社員が働きやすい環境整備を進め、地域社会の発展に貢献し続けることで、持続的な成長を目指します。
この会社のストーリー
沖縄県でスーパーマーケット事業を開始。地域に根ざした小売業の第一歩を踏み出す。
沖縄県内最大級の商業施設開発に着手し、総合小売業としての地位を確立する大きな一歩となる。
安定した経営基盤を背景に株式を上場。企業の信頼性を高め、さらなる成長への足がかりを築く。
上場からわずか1年で東証一部へ。沖縄の企業として確固たる地位を築き、全国的な知名度を獲得した。
パルコとの共同事業で県内最大級の商業施設を開業。新たな顧客層を開拓し、沖縄の商業シーンをリードする存在となる。
約540億円を投じ、商品力強化と働きやすい環境整備を目指す大規模投資を決定。将来の事業拡大を見据える。
3年半ぶりとなる新規出店を計画。強固な顧客基盤を活かし、変化する市場ニーズに応えながら持続的な成長を目指す。
注目ポイント
長期間にわたり増配を続けており、株主への利益還元に積極的です。安定した経営基盤と株主を重視する姿勢が魅力です。
沖縄県在住の株主にはサンエー商品券、県外在住者には全国共通商品券が贈られます。保有株式数に応じて金額がアップするのも嬉しいポイントです。
スーパーを中心に、レストランや家電量販店など多角的に事業を展開。沖縄の経済と暮らしに深く根付いた、圧倒的なブランド力と顧客基盤を誇ります。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2017/3 | 23.5円 | 15.4% |
| FY2018/3 | 25円 | 15.4% |
| FY2019/3 | 26円 | 17.7% |
| FY2020/3 | 26.5円 | 22.0% |
| FY2021/3 | 27.5円 | 28.9% |
| FY2022/3 | 30円 | 28.4% |
| FY2023/3 | 37円 | 30.2% |
| FY2024/3 | 55円 | 31.8% |
| FY2025/3 | 80円 | 43.1% |
| 権利確定月 | 2月 |
長期にわたる安定配当と業績に応じた利益還元を基本方針としています。配当性向は概ね30%から40%を目安としており、株主への積極的な利益還元を意識した姿勢が見て取れます。今後も収益拡大を通じた配当原資の確保と、株主優待制度の継続により、総合的な利回りの向上を維持する見通しです。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
沖縄県を地盤とする小売大手として、スーパーや飲食店などの多角展開により売上高は右肩上がりの成長を維持しています。特に2024年3月期以降は営業利益が160億円を超え、収益基盤が一段と強固になりました。今後も食品加工センターへの積極投資などの成長戦略を推進し、安定した収益拡大を見込んでいます。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 4.8% | 3.5% | - |
| FY2022/3 | 5.3% | 4.0% | - |
| FY2023/3 | 5.2% | 4.4% | - |
| FY2024/3 | 7.0% | 5.7% | 7.8% |
| FY2025/3 | 7.2% | 6.0% | 7.7% |
徹底した地域密着戦略と効率的な店舗運営により、営業利益率は4%台から7%超へと着実に改善しています。ROE(自己資本利益率)も7%台に上昇しており、資本効率を重視した経営体制が定着しています。今後は既存店強化と新規出店効果により、さらなる収益性の向上が期待されます。
財務は安全?
有利子負債がゼロであることからも分かる通り、極めて強固な財務体質を維持しています。潤沢な自己資本を背景に、無借金経営を継続しながら積極的な設備投資を行う余力を備えています。自己資本比率も概ね70%台後半を維持しており、長期的な安定性は非常に高い水準です。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 197億円 | -64.3億円 | -21.3億円 | 133億円 |
| FY2022/3 | 40.9億円 | -63.5億円 | -62.7億円 | -22.6億円 |
| FY2023/3 | 147億円 | -50.7億円 | -19.6億円 | 96.7億円 |
| FY2024/3 | 212億円 | -31.3億円 | -25.1億円 | 181億円 |
| FY2025/3 | 150億円 | -62.0億円 | -37.9億円 | 87.8億円 |
本業で稼ぐ営業キャッシュフローが安定しており、潤沢なキャッシュを生み出す構造が確立されています。投資キャッシュフローは店舗改装や食品加工センターへの投資により恒常的な支出がありますが、本業の稼ぎの範囲内で十分に賄えています。借入金への依存度も極めて低く、財務面での懸念はほとんどありません。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 95.5億円 | 34.8億円 | 36.4% |
| FY2022/3 | 102億円 | 34.9億円 | 34.4% |
| FY2023/3 | 116億円 | 39.9億円 | 34.5% |
| FY2024/3 | 169億円 | 62.1億円 | 36.8% |
| FY2025/3 | 175億円 | 60.0億円 | 34.3% |
税引前当期純利益に対して、法人税等は概ね34%から36%台で推移しています。これは日本の標準的な実効税率の水準に合致しており、税務上の特異な変動は見られません。安定した利益計上に伴い、年間60億円前後の納税を行っています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 551万円 | 1,819人 | - |
従業員の平均年収は551万円と、沖縄県内の賃金水準と比較して高く、安定した地域経済への貢献を反映しています。小売業全体では標準的な水準ですが、独自のプライベートブランド展開や多角的な事業構造が、堅実な給与維持の原資となっています。
誰がこの会社の株を持ってる?
外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は公益財団法人折田財団・STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 みずほ銀行)。
沖縄県を地盤とする創業家(折田家・金城家)による安定的な株式保有が目立ち、経営陣と密接な関係にある個人や財団が上位を占めています。機関投資家比率も一定水準ありますが、創業家の影響力が強い構造は、地域密着型経営を維持する安定剤として機能しています。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業リスクとして、沖縄特有の気象条件による物流への影響や、人口動態および観光客の消費動向が挙げられます。スーパーマーケット事業を主軸に、ドラッグストアや外食、家電量販店など多角的な収益基盤を築いており、特定の事業不振を他セグメントでカバーできる安定性があります。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が33.3%と高く、多様な視点を取り入れたガバナンス体制が構築されています。連結子会社3社を擁し、監査体制も適正に運用されており、沖縄県内の流通最大手として非常に強固かつ透明性の高い経営基盤を有しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 2,361億円 | — | 2,372億円 | +0.4% |
| FY2024 | 2,222億円 | — | 2,276億円 | +2.4% |
| FY2023 | 2,110億円 | — | 2,135億円 | +1.2% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 167億円 | — | 169億円 | +1.5% |
| FY2024 | 117億円 | — | 165億円 | +40.9% |
| FY2023 | 101億円 | — | 112億円 | +10.5% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
サンエーは具体的な数値目標を掲げた中期経営計画を開示していませんが、プライベートブランドの売上構成比30%といった定性的な目標を掲げています。業績予想については、期初予想を上回る実績を出す傾向が強く、特にFY2024は営業利益が予想を40%以上も上回るなど、堅実かつ保守的な計画を立てる企業文化がうかがえます。540億円を投じる食品加工センターの新設が今後の成長をさらに後押しするか注目されます。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
サンエーのTSR(株主総利回り)は、過去5年間(FY2021~FY2025)にわたり、一貫してTOPIXのパフォーマンスを下回っています(アンダーパフォーム)。これは、同社の安定した業績成長や増配にもかかわらず、株価が2015年の高値から長期的な調整局面にあることが主な要因です。沖縄経済という地域性に特化しているため、全国規模の企業に比べて成長期待が株価に反映されにくく、市場全体のモメンタムから取り残される傾向があったと考えられます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 107.3万円 | +7.3万円 | 7.3% |
| FY2022 | 111.9万円 | +11.9万円 | 11.9% |
| FY2023 | 112.1万円 | +12.1万円 | 12.1% |
| FY2024 | 125.3万円 | +25.3万円 | 25.3% |
| FY2025 | 165.5万円 | +65.5万円 | 65.5% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
サンエーのPER(17.2倍)およびPBR(1.26倍)は、小売業の業界平均と比較して割安な水準にあります。一方で、配当利回りは2.61%と業界平均を上回っており、株主還元への意識の高さがうかがえます。信用倍率は4.16倍と買い残が多く、将来の株価上昇を期待する投資家が多いものの、需給面ではやや上値が重くなる可能性も示唆しています。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
那覇市内にサンエー銘苅店を新規オープンし、地域密着型のドミナント戦略を加速。
宜野湾市における540億円規模の食品加工センター新設および本社移転計画を発表。
店舗解体費用の計上により、中間決算では純利益が前年同期比1%減となる影響が発生。
最新ニュース
サンエー まとめ
ひとめ診断
「沖縄経済の縮図、県民の生活を丸ごと支えるリテールコングロマリット」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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