大東建託
DAITO TRUST CONSTRUCTION CO.,LTD.
最終更新日: 2026年3月20日
賃貸住宅管理戸数25年連続No.1!安定収益とDXで進化し続ける不動産リーディングカンパニー
新たな価値を創造し、総合資産サービスプラットフォームとして人々の豊かな暮らしを支える未来
この会社ってなに?
あなたが引越し先を探すとき、「いい部屋ネット」の看板やWEBサイトを一度は目にしたことがあるでしょう。大東建託は、そのお部屋を建てた大家さんから建物を丸ごと借り上げ、あなたのような入居者に貸し出しています。また、親から土地を相続したものの使い道に困っている人に対し、「アパートを建てて家賃収入を得ませんか」と提案し、設計・建設から日々の管理までをすべて引き受けています。普段何気なく見ている街の新しいアパートの多くが、実はこの会社の仕組みによって生み出され、支えられているのです。
大東建託は、地主への土地活用提案からアパート建設、一括借上による賃貸管理までをワンストップで手掛ける不動産大手です。FY2025の売上高は1兆8,423.6億円、営業利益は1,188.75億円と、国内No.1の管理戸数を背景に強固な収益基盤を維持しています。近年は不動産テック企業への出資やDXを通じたサービス拡充にも注力しており、次世代の成長エンジン育成を進めています。
会社概要
- 業種
- 不動産業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都港区港南二丁目16番1号 品川イーストワンタワー
- 公式
- www.kentaku.co.jp
社長プロフィール

人的資本経営の推進、強固なコア事業の確立、新たな注力分野への対応を軸に、さらなる企業価値向上に努めます。不動産ビッグデータを活用し、お客様の資産価値の最大化と豊かな暮らしをサポートします。
この会社のストーリー
大東建託株式会社として設立。土地オーナーの資産活用と入居者の住まい探しを繋ぐビジネスモデルをスタートさせました。
株式上場を果たし、賃貸住宅の建設から入居者斡旋、建物管理まで一貫して請け負うシステムで全国へ事業を拡大しました。
賃貸住宅管理戸数で25年連続全国第1位を獲得し、圧倒的な業界トップの地位を確固たるものにしました。
総合資産サービスプラットフォーム「アセトラ」の提供開始や、不動産テック企業のM&Aなど、デジタル変革を強力に推進しました。
人的資本経営と新領域への挑戦を掲げた新中期経営計画をスタート。住環境にとどまらない新たな価値提供を目指しています。
注目ポイント
約129万戸の管理戸数を誇り、業界内で圧倒的なトップシェア。さらに約97%という高い入居率を維持し、強固で安定した収益基盤を築いています。
予想配当利回りが約3.9%と高い水準にあり、業績の上方修正に伴う増配も実施するなど、投資家にとって嬉しい積極的な株主還元を行っています。
資産管理アプリの開発やスタートアップ企業への出資など、従来のビジネスモデルにテクノロジーを掛け合わせ、次なる成長の種を蒔いています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 432円 | 50.1% |
| FY2017/3 | 536円 | 50.0% |
| FY2018/3 | 583円 | 50.0% |
| FY2019/3 | 606円 | 50.0% |
| FY2020/3 | 653円 | 50.0% |
| FY2021/3 | 455円 | 50.0% |
| FY2022/3 | 511円 | 50.0% |
| FY2023/3 | 516円 | 50.0% |
| FY2024/3 | 555円 | 50.0% |
| FY2025/3 | 714円 | 50.0% |
なし(2022年9月権利分をもって優待制度は廃止済み)
配当方針として安定配当を維持しつつ、業績に応じた利益還元を積極的に行っており、配当性向50%を基準とした株主還元策を推進しています。FY2025/3期の1株当たり配当は142.8円に増加しており、株主への利益配分を強化する姿勢が明確です。優待制度は廃止されましたが、高い配当利回りと利益成長を通じた株価向上により、投資家に対して魅力的なリターンを提供しています。
同業比較(収益性)
不動産業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
大東建託は、賃貸住宅の建設から管理までを一貫して行うビジネスモデルを強みとし、FY2025/3期は売上高約1兆8,424億円、営業利益約1,189億円を達成し、堅調な成長を見せています。土地活用提案と賃貸管理サービスの安定的な需要により、FY2026/3期も売上高約1兆9,700億円、営業利益約1,250億円を見込むなど、増収基調を維持しています。主力事業である建設事業および不動産仲介管理事業の好調さが、会社全体の業績を力強く牽引していると言えます。 【3Q FY2026/3実績】売上1.4兆円(通期予想比73%)、営業利益1066億円(同85%)、純利益762億円(同85%)。
事業ごとの売上・利益
一括借上(サブリース)による賃貸管理が中核。売上・利益ともにグループ最大
賃貸住宅の建設請負。前年比+63%の大幅増益
分譲マンション・戸建の開発販売
オーナー向けローン保証・保険代理等。高い利益率が特徴
介護・保育・エネルギー等の周辺事業
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 20.2% | 6.8% | - |
| FY2022/3 | 20.6% | 7.2% | - |
| FY2023/3 | 18.3% | 6.8% | - |
| FY2024/3 | 18.4% | 7.0% | 6.1% |
| FY2025/3 | 21.5% | 8.2% | 6.5% |
| 3Q FY2026/3 | 15.9%(累計) | 6.0%(累計) | 7.4% |
収益性を示すROE(自己資本利益率)はFY2025/3期に20.1%まで向上しており、限られた資本を効率よく活用し利益を生み出す高い収益管理能力を証明しています。売上高営業利益率も6.5%と安定した推移を維持しており、不動産賃貸管理というストック型ビジネスの利益率の高さが寄与しています。今後も高水準の資産効率を維持することで、株主利益の最大化に貢献できる財務基盤が整っています。
財務は安全?
総資産はFY2025/3期で約1兆2,228億円に拡大し、純資産も約4,674億円まで積み上がるなど、強固な財務体質を構築しています。有利子負債は約791億円ですが、自己資本比率も約38.3%を維持しており、外部環境の変化に対する耐性を備えています。将来的な投資や事業拡大に向けた十分な資金余力を確保しています。 【3Q FY2026/3】総資産1.3兆円、純資産4918億円、自己資本比率37.9%、有利子負債2081億円。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 985億円 | -247億円 | -343億円 | 737億円 |
| FY2022/3 | 1,125億円 | -195億円 | -341億円 | 930億円 |
| FY2023/3 | 821億円 | -571億円 | -401億円 | 250億円 |
| FY2024/3 | 909億円 | -131億円 | -968億円 | 778億円 |
| FY2025/3 | 856億円 | -465億円 | -458億円 | 391億円 |
営業活動によるキャッシュフローはFY2025/3期に約856億円と高い水準を維持しており、本業で安定して現金を創出できていることを示しています。一方で投資キャッシュフローは、DX推進や新規事業への出資等により約465億円の支出となり、将来の成長に向けた積極的な投資を行っていることが分かります。結果としてフリー・キャッシュ・フローは黒字を継続しており、強固な現預金を背景とした持続可能な経営体制が構築されています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 906億円 | 283億円 | 31.3% |
| FY2022/3 | 1,037億円 | 341億円 | 32.9% |
| FY2023/3 | 1,039億円 | 335億円 | 32.3% |
| FY2024/3 | 1,087億円 | 340億円 | 31.3% |
| FY2025/3 | 1,295億円 | 356億円 | 27.5% |
納税額は利益の成長に伴い推移しており、FY2025/3期は約356億円の法人税等を納付しています。実効税率は概ね30%前後で推移しており、税効果会計などの影響を除けば、国内の標準的な法人税負担率に近い水準で適正に管理されています。今後も安定した収益確保が見込まれる中で、適切な税務コンプライアンスを維持しながら納税を継続する見通しです。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 918万円 | 18,814人 | - |
FY2025で平均年収が前年比+79万円(+9.6%)と大幅に上昇し917万円に到達。営業職の成果報酬型給与体系が特徴で、好業績時には年収が跳ねる傾向があります。従業員数は8,200〜8,300名で安定しており、高い生産性を維持しています。
誰がこの会社の株を持ってる?
外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 外国人投資家の保有比率が高く、グローバルな投資家からの評価が反映されやすい銘柄です。 主な安定株主は光通信。
信託銀行と海外機関投資家が中心の株主構成。光通信(5.4%)が事業会社として3位に入るのが特徴的。Silchester(英バリュー投資ファンド)やステートストリートなど海外投資家の保有比率が高く、高い配当利回りとROEの安定性が評価されています。創業家は大株主に名を連ねておらず、プロ経営者による運営です。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 不動産賃貸事業 | 1兆1,600億円 | 803億円 | 6.9% |
| 建設事業 | 5,410億円 | 471億円 | 8.7% |
| 不動産開発事業 | 513億円 | 51.5億円 | 10.0% |
| 金融事業 | 122億円 | 66.8億円 | 54.8% |
| その他 | 732億円 | 132億円 | 18.0% |
主な収益源は建設事業と不動産賃貸事業であり、賃貸住宅の建設から管理、仲介までを一気通貫で行うビジネスモデルが強みです。事業リスクとして、国内人口減少による住宅需要の変化や、原材料価格の高騰などが挙げられ、これに対してDX推進による業務効率化やサービス拡充で対応しています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は15.4%であり、さらなる多様性の推進が求められる段階です。監査報酬は1億7,600万円と適切な規模を確保しており、監査体制は強固に整備されています。連結子会社59社を抱える大規模な不動産グループとして、中長期経営計画に基づく人的資本経営とDX投資を経営の重要課題に掲げています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 1兆7,200億円 | 1兆7,300億円 | 1兆7,315億円 | +0.6% |
| FY2025 | 1兆8,200億円 | 1兆8,400億円 | 1兆8,424億円 | +1.2% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 1,000億円 | 1,040億円 | 1,048億円 | +4.8% |
| FY2025 | 1,100億円 | 1,180億円 | 1,189億円 | +8.0% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
大東建託は、一括借上によるストック収入の積み上げにより安定した業績成長を実現しています。現行の中期経営計画では、コア事業の強化と新規領域への投資を掲げており、直近のFY2025実績において純利益目標をすでに超過するなど、期初の保守的な予想から上方修正を重ねる堅実な実行力を示しています。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
大東建託のFY2025におけるTSRは179.5%と好調でしたが、TOPIX(221.3%)に対してはアンダーパフォームとなりました。これは、日本株全体が急激な株高を記録した一方で、同社のような内需・ストック型銘柄は相対的にディフェンシブな性質から株価のボラティリティが低く、急騰局面では市場平均に劣後しやすかったことが背景にあります。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 132.0万円 | +32.0万円 | 32.0% |
| FY2022 | 138.7万円 | +38.7万円 | 38.7% |
| FY2023 | 145.8万円 | +45.8万円 | 45.8% |
| FY2024 | 193.6万円 | +93.6万円 | 93.6% |
| FY2025 | 179.5万円 | +79.5万円 | 79.5% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
大東建託は不動産業界内でも高配当利回りと割安なPBR(0.52倍)が特徴です。PBR1倍割れが続いており、市場からは資本効率の改善やさらなる株主還元が期待されています。一方で、信用倍率は7倍台と買い長の状態にあり、個人投資家からの押し目買い意欲の強さがうかがえます。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
株式会社Unitoへの追加出資を実施し、リレントサービスの協業を深化。
今期経常利益を上方修正し、6期ぶりの最高益更新見通しを発表。
第3四半期決算にて、賃貸住宅管理戸数の堅調な積み上げを報告。
最新ニュース
大東建託 まとめ
ひとめ診断
「圧倒的な営業力で地主の悩みを解決し、日本最大の賃貸管理戸数を誇るアパート経営の巨人」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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