スターツコーポレーション
STARTS CORPORATION INC.
最終更新日: 2026年3月29日
住まいから始まる「一生涯のお付き合い」を築く総合生活文化企業
世界中の人々が集い、楽しみ、そして安心して暮らすことのできる街を創造し、地域社会にとってなくてはならない企業グループとなること。
この会社ってなに?
お部屋探しで「ピタットハウス」の緑色の看板を見たことはありませんか?スターツコーポレーションは、その運営会社です。あなたが新しいアパートやマンションを探す時、その裏側で物件を紹介し、管理しているのが同社です。また、注文住宅を建てたり、旅行でホテルに泊まったり、書店で雑誌を手に取ったりする時も、実はスターツグループのサービスに触れているかもしれません。私たちの暮らしの様々な場面で、快適な生活を支えている会社なのです。
スターツコーポレーションは、不動産事業を核に安定成長を続ける総合生活文化企業です。2025年3月期(FY2025)は売上高2,329.8億円、営業利益326.22億円を達成し、5期連続の増益を記録しました。主力の不動産管理事業が安定した収益基盤を築く中、建設事業や海外不動産事業も成長を牽引しています。株主還元にも積極的で、FY2025の配当は120円と10期以上の連続増配を継続しており、財務の安定性と成長性を両立させています。
会社概要
- 業種
- 不動産業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都中央区京橋1-3-1八重洲口大栄ビルB1F
- 公式
- www.starts.co.jp
社長プロフィール

私たちは創業以来の「人が、心が、すべて。」という普遍の理念に基づき、お客様一人ひとりの人生に寄り添うことを目指しています。不動産を核としながらも、建設、管理、金融、出版、高齢者支援といった幅広い事業を通じて、生涯にわたるお付き合いと新たな価値の創造に挑戦し続けてまいります。
この会社のストーリー
創業者・村石久二が江戸川区で不動産仲介業を開始。「人が、心が、すべて。」の理念はこの時から始まる。
法人化し、本格的な事業展開をスタート。現在のスターツグループの礎を築く。
お客様本位のサービスを目指し、不動産ショップ「ピタットハウス」のフランチャイズ展開を開始。全国的な知名度を獲得する。
社会的な信用を高め、さらなる事業拡大のための基盤を固める。上場により、企業としての成長ステージが一段と上がる。
高齢者支援事業や出版事業(オズマガジン等)を開始。不動産の枠を超え、人々の暮らし全般をサポートする事業領域へ進出。
創業者の村石久二が会長に、息子の村石豊隆が代表取締役社長に就任。次世代への経営のバトンが渡される。
デジタル証券であるセキュリティ・トークンを活用した新たな不動産投資の仕組みを構築。テクノロジーを活用し、不動産の可能性を広げる挑戦を開始。
中期経営計画に基づき、売上高2,500億円、営業利益350億円を目指す。安定した収益基盤を強みに、さらなる成長と企業価値向上を追求する。
注目ポイント
建設(フロー)から賃貸仲介・管理(ストック)まで一気通貫で提供。管理物件数は15万戸を超え、景気変動に強い安定した収益基盤を構築しています。
「ピタットハウス」だけでなく、出版(オズマガジン)、ホテル、高齢者施設運営など事業は多岐にわたります。人々の生涯に寄り添う独自のビジネスモデルが魅力です。
安定した増配傾向に加え、ピタットハウスの仲介手数料割引や「相田みつを美術館」の割引など、ユニークで実用的な株主優待制度も投資の楽しみの一つです。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 62円 | 20.9% |
| FY2022/3 | 73円 | 21.9% |
| FY2023/3 | 93円 | 22.8% |
| FY2024/3 | 105円 | 23.6% |
| FY2025/3 | 120円 | 24.4% |
| 権利確定月 | 3月・9月 |
スターツコーポレーションは、成長投資を重視しつつも配当の継続的な増額を実施する累進配当的な姿勢を堅持しています。配当性向は20%台前半で推移しており、将来の成長のための資金を確保しつつ株主還元を強化しています。今後も安定した利益成長に伴い、配当額の増加が期待される堅実な還元方針です。
同業比較(収益性)
不動産業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
スターツコーポレーションは、不動産管理や建築事業を核に安定した成長を続けており、FY2025/3には売上高約2,330億円、純利益約243億円を達成しました。近年の業績は底堅く推移しており、不動産市況の変化に対応しつつ堅実な利益成長を実現しています。FY2026/3にはさらなる事業拡大を見込み、売上高2,500億円、営業利益350億円の計画を掲げています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 12.8% | 6.0% | 11.1% |
| FY2022/3 | 13.1% | 6.1% | 12.3% |
| FY2023/3 | 13.9% | 6.9% | 12.0% |
| FY2024/3 | 13.4% | 6.8% | 13.1% |
| FY2025/3 | 13.6% | 7.3% | 14.0% |
同社の収益性は非常に高く、営業利益率は14.0%まで向上しており、不動産業界の中でも優れた水準を維持しています。ROE(自己資本利益率)は13%台で安定して推移しており、投下資本に対して効率的な利益創出ができていることを示しています。資産を効率よく活用する経営が、高いROA(総資産利益率)にも結びついています。
財務は安全?
財務健全性は年々強化されており、自己資本比率は52.4%まで向上し、盤石な財務基盤を築いています。有利子負債を適切にコントロールしつつ、総資産は3,336億円規模へと着実に積み上がっています。純資産も着実に増加しており、長期的かつ安定的な成長に向けた十分な資本的余裕を有しています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 272億円 | -104億円 | -48.6億円 | 169億円 |
| FY2022/3 | 250億円 | -178億円 | -59.6億円 | 71.3億円 |
| FY2023/3 | 341億円 | -107億円 | -129億円 | 234億円 |
| FY2024/3 | 255億円 | -205億円 | 30.3億円 | 49.6億円 |
| FY2025/3 | 259億円 | -87.7億円 | -153億円 | 171億円 |
本業で稼ぐ営業キャッシュフローは一貫してプラスを維持しており、安定したキャッシュ創出能力を証明しています。投資キャッシュフローは不動産開発や施設への継続的な再投資によってマイナスとなっていますが、これは将来の利益成長のための前向きな資金投入です。フリーキャッシュフローも黒字を確保できており、財務の安定性に寄与しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 233億円 | 77.2億円 | 33.1% |
| FY2022/3 | 258億円 | 90.2億円 | 35.0% |
| FY2023/3 | 300億円 | 97.8億円 | 32.6% |
| FY2024/3 | 334億円 | 113億円 | 33.8% |
| FY2025/3 | 334億円 | 91.3億円 | 27.3% |
法人税等の支払いは、連結業績に連動して発生しています。実効税率は概ね30%台前半で安定しており、税務上の大きな特異点は見られません。FY2025/3において税負担率が一時的に低下していますが、これは税効果会計の影響等によるものです。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 632万円 | 4,683人 | - |
従業員平均年収は632万円となっており、不動産業界の平均水準と比較して安定した賃金水準を維持しています。長年蓄積された不動産管理物件数や安定した賃貸仲介事業が、社員の給与の原資を支える強固な収益基盤となっている背景があります。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は豊州・スターツ従業員持株会・りそな銀行。
同社は創業家である村石家に関連する株式会社豊州や村石久二氏が筆頭株主として名を連ねており、創業家による安定的な支配体制が構築されています。機関投資家や従業員持株会の保有比率も高く、長期的な安定株主の存在がガバナンスと経営の継続性を支えています。
会社の公式開示情報
役員報酬
不動産管理・賃貸仲介を中核とし、建設やホテル開発など多角的な事業セグメントを展開するコングロマリット企業です。有価証券報告書では、金利変動や不動産市況の悪化が収益を押し下げるリスクとして開示されており、これに対応したポートフォリオの分散が鍵となっています。
この会社のガバナンスは?
連結子会社67社を擁する巨大組織であり、グループ統治が極めて重要です。女性役員比率は6.7%とさらなる多様性の向上が期待されますが、盤石な監査体制と強固な内部統制システムにより、複雑な多角経営を適正に管理・監視する体制を整備しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 307億円 | — | 326億円 | +6.3% |
| FY2024 | 310億円 | — | 305億円 | -1.6% |
| FY2023 | 248億円 | — | 281億円 | +13.3% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 2,280億円 | — | 2,330億円 | +2.2% |
| FY2024 | 2,380億円 | — | 2,334億円 | -1.9% |
| FY2023 | 2,140億円 | — | 2,339億円 | +9.3% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は正式な中期経営計画の開示は限定的ですが、毎期の業績目標を着実に達成する実行力があります。FY2023目標は売上高・利益ともに10%以上超過して達成しました。FY2026の目標に対しても、FY2025時点で営業利益進捗率93.2%、純利益は103.3%と順調な滑り出しを見せています。業績予想は保守的な傾向があり、特に直近2期で3回はポジティブな乖離を見せるなど、安定した計画達成能力が評価されます。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。FY2021からFY2025までの5年間で、同社のTSRは4回TOPIXをアウトパフォームしており、特にFY2025はTOPIXの195.3%を上回る218.4%を記録しました。これは、継続的な増配と安定した業績成長による株価上昇が、市場平均を上回るリターンを株主にもたらしたことを示しています。株主還元と企業成長を両立させる経営姿勢が、優れたTSRに結びついています。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 148.0万円 | +48.0万円 | 48.0% |
| FY2022 | 126.4万円 | +26.4万円 | 26.4% |
| FY2023 | 138.2万円 | +38.2万円 | 38.2% |
| FY2024 | 186.7万円 | +86.7万円 | 86.7% |
| FY2025 | 218.4万円 | +118.4万円 | 118.4% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は1倍を割り込み、売り残が買い残を上回る「売り長」の状態で、将来の株価下落を見込む投資家が多い一方、株価上昇時の買い戻し(踏み上げ)期待も生じやすい状況です。PERは業界平均より割安ですが、PBRはやや割高感があります。時価総額は業界平均を大きく上回っており、セクター内での存在感の大きさが示されています。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
観光DXアプリ運営のRelyon Trip株式を取得し、コンテンツ事業の拡大を図る。
「スターツキャリアマネジメント」を設立し、グループの雇用安定と人材成長を推進。
2025年3月期は営業利益326.22億円を達成し、強固な収益基盤を実証した。
最新ニュース
スターツコーポレーション まとめ
ひとめ診断
「『ピタットハウス』を軸に、建設から管理、ホテル、出版まで手掛ける“暮らしの総合商社”」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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