サンドラッグ9989
SUNDRUG CO.,LTD.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが風邪をひいて薬を買いに行ったり、シャンプーや化粧品、日用品を選んだりする、街でよく見かける「サンドラッグ」を運営している会社です。実は、九州などを中心に展開するディスカウントストア「ダイレックス」も同じグループです。医薬品から食品、家電まで幅広い商品をお得な価格で提供することで、私たちの毎日の暮らしを支えてくれています。普段何気なく利用しているお店が、実はサンドラッググループの一員かもしれません。
ドラッグストア大手のサンドラッグは、着実な成長を続ける安定企業です。2025年3月期決算では売上高8,018.1億円(前期比+6.7%)、営業利益444.96億円(前期比+8.5%)と増収増益を達成しました。さらに2026年3月期には売上高8,500億円、営業利益473億円を見込んでおり、成長は継続する見通しです。24期連続増配という株主還元の姿勢や、キリン堂HDへの出資などM&Aによる事業拡大も積極的に進めており、安定性と成長性を兼ね備えています。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都府中市若松町1丁目38番地の1
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 12.3% | 8.2% | - |
| 2022/03期 | 11.2% | 7.5% | - |
| 2023/03期 | 11.3% | 7.5% | - |
| 2024/03期 | 11.9% | 7.5% | 5.5% |
| 2025/03期 | 11.8% | 7.1% | 5.5% |
| 3Q FY2026/3 | 8.8%(累計) | 5.3%(累計) | 5.7% |
収益性については、売上高営業利益率が5%台半ばで安定的に推移しており、高い販売管理費コントロールと調剤事業の収益貢献が利益水準を支えています。ROE(自己資本利益率)は11%前後で推移し、株主資本を効率的に活用した経営が実現されています。ドラッグストア業界における競争が激化する中、ディスカウントストア事業とのシナジー効果も高い収益性の維持に寄与しています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 6,343億円 | — | 253億円 | 216.7円 | - |
| 2022/03期 | 6,487億円 | — | 239億円 | 204.0円 | +2.3% |
| 2023/03期 | 6,905億円 | — | 257億円 | 219.8円 | +6.4% |
| 2024/03期 | 7,518億円 | 410億円 | 291億円 | 249.1円 | +8.9% |
| 2025/03期 | 8,018億円 | 445億円 | 308億円 | 262.9円 | +6.7% |
サンドラッグの業績は、ドラッグストアおよび調剤薬局事業の安定的な成長により、5期連続で売上高と利益の両面で拡大基調を維持しています。2021/03期の売上高約6,343億円から2025/03期には約8,018億円まで順調に伸長しており、出店戦略と店舗運営の効率化が奏功しました。2026/03期も売上高8,500億円、純利益317億円の増収増益を見込んでおり、堅調な業績推移を継続しています。 【3Q 2026/03期実績】売上6357億円(通期予想比75%)、営業利益365億円(同77%)、純利益242億円(同76%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINET開示情報によると、サンドラッグはドラッグストアおよびディスカウントストアの運営を軸に、連結子会社5社を擁する多角的なネットワークを展開しています。事業リスクとして、原材料費や物流コストの上昇、ドラッグストア業界の過当競争による収益性の低下、および規制緩和による医薬品販売の環境変化を慎重に管理しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2022期 | 6,566億円 | — | 6,487億円 | -1.2% |
| 2023期 | 6,930億円 | — | 6,905億円 | -0.4% |
| 2024期 | 7,465億円 | — | 7,518億円 | +0.7% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2022期 | 368億円 | — | 341億円 | -7.5% |
| 2023期 | 354億円 | — | 375億円 | +5.8% |
| 2025期 | 462億円 | — | 445億円 | -3.7% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は明確な中期経営計画を開示していませんが、毎期の業績予想が実質的な目標となります。過去の実績を見ると、売上・利益ともに期初予想に対して若干の未達となる傾向が見られますが、一貫して増収増益基調を維持しています。特に24期連続の増配を達成している点は、経営の安定性と株主還元への強い意志を示しており、高く評価できます。今後は、M&Aの効果が業績にどう貢献するかが注目されます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
サンドラッグは2026年3月期において堅調な業績推移を示し、増収増益を継続しました。
キリン堂ホールディングスへの持分法適用会社化を通じ、さらなる業界再編を主導しています。
24期連続の増配を発表し、株主還元を重視する姿勢を市場へ強くアピールしました。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
財務健全性は非常に高く、自己資本比率は60%超を維持しており、強固な財務基盤を有しています。2024/03期以降に有利子負債が増加していますが、これは事業拡大に向けた積極的な投資や戦略的な資金調達に伴うものであり、過度な懸念には至っていません。総資産も着実に増加しており、長期的かつ安定的な成長に向けた資産構成が構築されています。 【3Q 2026/03期】総資産4702億円、純資産2788億円、自己資本比率59.6%、有利子負債440億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 318億円 | 179億円 | 80.6億円 | 139億円 |
| 2022/03期 | 317億円 | 207億円 | 81.9億円 | 110億円 |
| 2023/03期 | 374億円 | 285億円 | 173億円 | 88.7億円 |
| 2024/03期 | 412億円 | 749億円 | 225億円 | 337億円 |
| 2025/03期 | 412億円 | 354億円 | 106億円 | 57.9億円 |
営業活動によるキャッシュフローは、高い営業利益を背景に400億円規模の創出能力を誇り、本業の稼ぐ力が極めて安定しています。投資活動では新規出店や設備投資に加えて、戦略的な提携やM&Aを適宜行っているため、時期によってキャッシュアウトが変動する構造です。全体として、潤沢な営業CFを原資として成長投資と株主還元をバランスよく両立させています。
この会社のガバナンスは?
同社は女性役員比率が40.0%と非常に高く、ジェンダーダイバーシティと経営の多様性を重視したガバナンス体制を構築しています。監査報酬5,700万円を投じて適正な内部統制を図り、大規模な小売チェーンとして透明性の高い経営を維持する体制を整えています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 582万円 | 7,145人 | - |
従業員の平均年収は582万円となっており、小売りドラッグストア業界の平均水準と比較して競争力のある給与体系を維持しています。全国展開による安定した収益基盤と、店舗運営の効率化によって捻出された利益が従業員への還元に回されているものと推測されます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。サンドラッグのTSRは、過去5年間において一貫して市場平均であるTOPIXを下回る(アンダーパフォーム)状況が続いています。これは、同社の業績が安定的に成長している一方で、株価の伸びが市場全体の勢いに及んでいないことを意味します。連続増配による配当の貢献は大きいものの、それを上回る株価の力強い上昇が今後の課題と言えるでしょう。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 85円 | 23.8% |
| 2017/03期 | 100円 | 50.7% |
| 2018/03期 | 60円 | 28.3% |
| 2019/03期 | 66円 | 32.2% |
| 2020/03期 | 68円 | 33.6% |
| 2021/03期 | 70円 | 32.3% |
| 2022/03期 | 71円 | 34.8% |
| 2023/03期 | 100円 | 45.5% |
| 2024/03期 | 114円 | 45.8% |
| 2025/03期 | 130円 | 49.4% |
| 権利確定月 | 3月 |
サンドラッグは、長年にわたり連続増配を継続しており、株主還元に対する強い姿勢が特徴です。配当方針として安定的な配当の維持と業績に応じた利益配分を掲げ、配当性向を意識した適正な還元を実施しています。潤沢なキャッシュフローを背景に、今後も株主に対する長期的な還元強化が期待されます。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 119.1万円 | 19.1万円 | 19.1% |
| 2022期 | 90.1万円 | 9.9万円 | -9.9% |
| 2023期 | 112.0万円 | 12.0万円 | 12.0% |
| 2024期 | 145.1万円 | 45.1万円 | 45.1% |
| 2025期 | 135.7万円 | 35.7万円 | 35.7% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
マーケットデータを見ると、信用倍率が0.24倍と売り残が買い残を大幅に上回っており、将来の株価下落を見込む投資家が多いことを示唆しています。これは将来的な買い戻し(踏み上げ)のエネルギーにもなり得ます。業界比較ではPERが平均よりやや割安、配当利回りは魅力的な水準にあります。時価総額は業界大手の一角を占めており、安定した経営基盤が評価されています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 382億円 | 129億円 | 33.7% |
| 2022/03期 | 347億円 | 109億円 | 31.3% |
| 2023/03期 | 381億円 | 124億円 | 32.6% |
| 2024/03期 | 417億円 | 126億円 | 30.2% |
| 2025/03期 | 438億円 | 131億円 | 29.9% |
法人税等の支払いは税引前利益の伸びに連動して推移しています。実効税率は概ね30%から33%程度の範囲に収まっており、適正な税務処理が行われていることを示唆しています。今後も業績拡大に伴い、社会インフラを支える企業として安定した納税を継続する見込みです。
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サンドラッグ まとめ
「堅実経営のドラッグストアが、連続増配とM&Aでじわりと勢力を拡大する首都圏の優等生」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。