JUMP

オイシックス・ラ・大地3182

Oisix ra daichi Inc.

プライムUpdated 2026/03/27
01 / 4 sections

まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
なし
配当なし
安全性
注意
自己資本比率 22.5%
稼ぐ力
高い
ROE 15.9%(累計)
話題性
普通
ポジ 45%

この会社ってなに?

忙しい日の夕食に、必要な食材とレシピがセットになった「ミールキット」を使ったことはありますか?テレビCMでもおなじみの『Kit Oisix』は、このオイシックス・ラ・大地が提供する人気サービスです。他にも、有機野菜や無添加食品を定期的に届けてくれる『らでぃっしゅぼーや』や『大地を守る会』といったブランドも展開しています。あなたが普段、健康や食の安全を考えて食材を選ぶとき、その選択肢の裏側にはこの会社がいるかもしれません。最近では企業の社員食堂や施設の給食サービスも手掛けており、私たちの食生活を様々な場面で支えています。

有機野菜などの食品宅配サービス大手。2025期はシダックスの子会社化が通年で寄与し、売上高は前期比72.5%増の2560.1億円と急拡大しましたが、営業利益は68.64億円にとどまりました。主力の個人向けサブスクリプション(Oisix)の成長を維持しつつ、給食や社食を手掛けるBtoB事業とのシナジーを創出し、収益性を改善できるかが今後の焦点です。株主優待を廃止し、今後は配当等による利益還元を強化する方針を打ち出しています。

小売業プライム市場

会社概要

業種
小売業
決算期
3月
本社
東京都品川区大崎一丁目11番2号 ゲートシティ大崎イーストタワー5F

サービスの実績は?

35.4万人
Oisix 会員数
2025年3月期末
+0.5% YoY
1,835施設
BtoB 契約施設数
2025年3月期末
N/A
72.5%
売上高成長率 (YoY)
2025年3月期
N/A
33.9%
営業利益成長率 (YoY)
2025年3月期
N/A
0
1株あたり配当金
2025年3月期実績
N/A
5,888億円
年間取扱高(GMV)
2025年3月期予想
N/A
02 / 4 sections

なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
15.9%(累計)
株主資本の利回り
ROA
3.5%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
2.9%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期25.2%13.1%-
2022/03期12.4%6.0%-
2023/03期7.2%3.1%-
2024/03期12.9%3.9%3.5%
2025/03期9.5%2.6%2.7%
3Q FY2026/315.9%(累計)3.5%(累計)2.9%

ROE(自己資本利益率)は2021/03期の25.2%から低下傾向にあり、2025/03期時点では9.2%まで落ち着きました。営業利益率は2022/03期以降、3%前後での推移が続いており、低利益率構造からの脱却が今後の収益性改善の鍵となります。多角的なM&Aによる事業ポートフォリオの変化が、当面の収益性指標に影響を及ぼしています。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期1,001億円50.3億円133.8円-
2022/03期1,135億円27.3億円74.6円+13.4%
2023/03期1,152億円18.1億円49.5円+1.5%
2024/03期1,484億円51.3億円41.1億円112.4円+28.9%
2025/03期2,560億円68.6億円36.4億円103.1円+72.5%

売上高は2021/03期の約1,001億円から2025/03期には約2,560億円へと大幅に伸長しました。これは積極的なM&A戦略による事業規模の拡大が主因ですが、一方で営業利益は組織再編や投資費用の増加により2023/03期を底に変動が続いています。現在は成長と収益性のバランスを整えるフェーズにあり、次期には売上・利益ともに更なる成長を見込んでいます。 【3Q 2026/03期実績】売上1946億円(通期予想比72%)、営業利益57億円(同72%)、純利益44億円(同109%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

小売業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
15.9%(累計)
業界平均
3.4%
営業利益率下回る
この会社
2.9%
業界平均
3.0%
自己資本比率下回る
この会社
22.5%
業界平均
47.9%
03 / 7 sections

将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

1億7,400万円
取締役4名の合計

事業の柱は「Oisix」「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」を中心とした食品宅配サブスクリプション事業です。リスク要因として、自然災害による供給停止や、競合の参入による獲得コストの増大、原材料費や物流費の変動が収益に与える影響が挙げられています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
売上はM&Aで拡大するも、利益予想の精度には課題が残る。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

2026年3月期 連結業績予想
2026期
売上高: 目標 2,700億円 順調 (2,560.1億円)
94.8%
営業利益: 目標 80億円 順調 (68.64億円)
85.8%
純利益: 目標 40億円 順調 (36.38億円)
91%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期2,550億円2,560億円+0.4%
2024期1,265億円1,484億円+17.3%
2023期1,200億円1,152億円-4.0%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期70億円69億円-1.9%
2024期60億円51億円-14.6%
2023期45億円33億円-25.6%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社は明確な中期経営計画を開示していませんが、期初の業績予想を計画として評価します。シダックス買収により売上規模は急拡大しており、予想を上回ることもありますが、利益面では複数回の下方修正が見られます。特に2024期は売上が予想を大幅に上回った一方、営業利益は未達となるなど、M&A後の利益コントロールが課題です。投資家としては、利益計画の達成精度が向上するかを注視する必要があります。

最新ニュース

ポジティブ
オイシックス・ラ・大地、高齢者施設や企業向け給食の新サービスを発表
1/16 · テレ東BIZ

どんな話題が多い?

決算・業績40%
M&A・提携30%
新サービス20%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「中立
報道件数(30日)
142
前月比 +5.4%
メディア数
84
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES
業界内ランキング
上位 12%
小売業 1250社中 150位
報道のトーン
45%
好意的
35%
中立
20%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

04 / 3 sections

この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年6月M&A

アグリゲートの子会社化を前提とした提携を発表し、事業領域の拡大を推進。

2026年2月決算発表

第3四半期累計の経常利益が前年同期比8.1%減の53.4億円となる減益決算を発表。

2026年2月子会社化

社員食堂サービス運営のノンピを連結子会社化し、法人向け事業の強化を加速。

社長プロフィール

05 / 6 sections

安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率22.5%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
270億円
借金(有利子負債)
Net Assets
289億円
会社の純資産

総資産は2024/03期のシダックス関連等の買収により1,437億円まで急拡大しましたが、これに伴い有利子負債も約680億円まで増加しました。自己資本比率は2025/03期時点で22.6%となっており、直近では負債の圧縮と財務基盤の安定化を図る動きが見られます。バランスシートの健全性は今後の持続的な成長投資を左右する重要な指標です。 【3Q 2026/03期】総資産1155億円、純資産289億円、自己資本比率22.5%、有利子負債270億円。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
Operating CF
+35.0億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-125億円
投資に使ったお金
Financing CF
-15.5億円
借入・返済など
Free CF
-89.5億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期88.2億円27.8億円18.9億円60.4億円
2022/03期9.2億円41.1億円6.4億円31.9億円
2023/03期53.1億円121億円82.7億円68.3億円
2024/03期77.2億円108億円177億円30.9億円
2025/03期35.0億円125億円15.5億円89.5億円

営業活動によるキャッシュフローは安定して創出されていますが、成長投資やM&Aを加速させたことによる投資キャッシュフローの支出が継続しています。特に直近年度では大規模な先行投資によりフリーキャッシュフローはマイナスで推移しています。今後は投資の回収期に入り、営業CFの最大化によってキャッシュ創出能力を強化できるかが焦点です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 13名)
女性 4名(30.8% 男性 9
31%
69%
監査報酬
8,900万円
連結子会社数
37
設備投資額
48.1億円
平均勤続年数(従業員)
10.3
臨時従業員数
723

女性役員比率が30.8%と高く、多様性を重視した経営体制を構築しています。監査報酬として8,900万円を支出しており、37社の連結子会社を擁するグループ全体の内部統制とガバナンス体制の強化に注力しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主22.8%
浮動株77.2%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関11.3%
事業法人等11.5%
外国法人等22.6%
個人その他51.1%
証券会社3.5%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はリクルート・THE BANK OF NEW YORK 133612(常任代理人 みずほ銀行決済営業部)・THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040(常任代理人 みずほ銀行決済営業部)。

髙島 宏平(4,847,200株)13.96%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(3,123,200株)8.99%
株式会社リクルート(2,648,000株)7.62%
THE BANK OF NEW YORK 133612(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(2,553,600株)7.35%
THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(1,168,600株)3.36%
藤田 和芳(1,032,516株)2.97%
株式会社NTTドコモ(1,000,000株)2.88%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(884,100株)2.55%
THE BANK OF NEW YORK 133652(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(746,000株)2.15%
堤 祐輔(720,000株)2.07%

創業者である髙島宏平氏が13.96%を保有する筆頭株主であり、強固な経営支配力を有しています。加えて、株式会社リクルート(7.62%)や株式会社NTTドコモ(2.88%)などの事業会社も名を連ねており、戦略的なパートナーシップを背景とした安定的な株主構成となっています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1(1) 事業戦略に関するリスク リスク項目 リスクの内容・当社グループへの影響 リスクへの対応策 ビジネスモデル・競争環境について 当社グループは、BtoCサブスク事業においては、お客様の環境・健康志向が高まる中、有機栽培・特別栽培等による青果や安全性を吟味した加工食品など高付加価値の食品を、ECを活用した利便性の高いサービスを通じて、より手軽により多くのお客様に提供しております
2食のEC市場においては、ネットスーパーや各地域の生活協同組合等の宅配事業、冷凍弁当などの宅配サービス事業などを事業領域の近しい業態と捉えており、今後、かかる事業者による食品販売への一層の注力等により、EC市場の食品分野における競合が激化する可能性があります
3BtoBサブスク事業においては、企業、官公庁、学校、保育園等の食堂の給食及び管理業務、病院の入院患者を対象とした給食や老人保健施設等の給食などの受託運営を行っております
4近年、給食業界において、大手企業間での競争が激しくなっており、価格競争により受託価格が低下する可能性があります
5車両運行サービス事業においては、民間企業や地方自治体から車両運行管理業務を受託しております

社員の給料はどのくらい?

平均年収
670万円
従業員数
11,818
平均年齢
41.5歳
平均年収従業員数前年比
当期670万円11,818-

従業員平均年収は670万円であり、小売業界の平均と比較しても高い水準を維持しています。これは食品サブスクリプションという高付加価値な事業モデルを支える専門性の高い人材への投資が反映された結果と考えられます。

06 / 5 sections

株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

過去5年間のTSR(株主総利回り)を見ると、コロナ禍の巣ごもり需要で株価が急騰した2021期〜2023期はTOPIXを上回るパフォーマンス(アウトパフォーム)でした。しかし、2024期以降は株価が下落基調となり、TOPIXを大幅に下回る(アンダーパフォーム)状況が続いています。これは、特需の剥落とシダックス買収に伴う収益性への懸念が株価の重しとなっていることが背景にあります。今後はM&Aによるシナジーを早期に実現し、再び成長軌道に乗せることで株主価値を向上できるかが問われます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
0
方針: 総還元性向15-30%目標
1株配当配当性向
2016/03期00.0%
2017/03期00.0%
2018/03期00.0%
2019/03期00.0%
2020/03期00.0%
2021/03期00.0%
2022/03期00.0%
2023/03期00.0%
2024/03期00.0%
2025/03期00.0%
株主優待
なし

2024年9月権利分をもって株主優待制度は廃止されました。

同社は現在まで無配を継続しており、利益をすべて成長のための再投資に充てる方針をとっています。今後は総還元性向15〜30%を基準とした配当の実施を検討していく姿勢を示しており、株主還元への転換が期待されています。成長ステージにおいて経営資源を最適配分し、中長期的な企業価値向上を最優先事項としています。

もし5年前に投資していたら?

2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 90.6万円 になりました (-9.4万円)
-9.4%
年度末時点評価額損益TSR
2021期196.8万円96.8万円96.8%
2022期203.6万円103.6万円103.6%
2023期155.2万円55.2万円55.2%
2024期88.0万円12.0万円-12.0%
2025期90.6万円9.4万円-9.4%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残329,200株
売り残13,400株
信用倍率24.57倍
2026年3月19日時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月中旬(予定)
第27期 定時株主総会2026年6月下旬(予定)

信用倍率は24.57倍と高く、将来の株価上昇を期待した信用買い残が積み上がっている状況です。これは将来的な売り圧力になる可能性もあるため注意が必要です。業界平均と比較するとPER・PBRは割安な水準にありますが、これは成長鈍化や利益率の低さを市場が織り込んでいる可能性を示唆します。配当がないため、インカムゲインを狙う投資家には不向きな銘柄と言えるでしょう。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期70.4億円20.1億円28.5%
2022/03期41.5億円14.3億円34.3%
2023/03期28.1億円10.0億円35.7%
2024/03期44.2億円3.1億円7.1%
2025/03期65.6億円29.2億円44.6%

法人税等の支払額は、業績の変動に合わせて大きく増減しています。2024/03期には税負担率が一時的に低下しましたが、これは繰延税金資産の取り崩しや調整による影響が考えられます。2025/03期以降は平準化されており、税引前利益に対して適正な水準での納税が予測されています。

07 / 3 sections

もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

オイシックス・ラ・大地 まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
なし
配当なし
安全性
注意
自己資本比率 22.5%
稼ぐ力
高い
ROE 15.9%(累計)
話題性
普通
ポジ 45%

「有機野菜宅配のパイオニアが、M&Aをテコに『食のインフラ企業』へと壮大な変貌を遂げている最中」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET等の公的開示情報をもとに作成しています。特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。記事の著作権は各メディアに帰属します。

最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU