トレジャー・ファクトリー
Treasure Factory Co.,LTD.
最終更新日: 2026年3月27日
あなたの不要は誰かの宝物。リユースで未来を創るリーディングカンパニー
リユースのインフラを構築し、モノが循環し続ける豊かな社会を創造すること。
この会社ってなに?
引越しや大掃除で「これはもう使わないけど、捨てるのはもったいないな」と思ったことはありませんか?トレジャー・ファクトリーは、そんなあなたの家具や洋服、家電などを買い取り、必要としている次の誰かへと繋ぐお店「トレファク」を運営しています。逆に、新生活を始めるときに手頃な価格で良質な中古品を探したり、趣味のアウトドア用品や楽器をお得に手に入れたりする場所でもあります。あなたが手放したモノが誰かの宝物になる、その素敵な循環の裏側で、この会社が活躍しているのです。
リユースショップ「トレファク」を運営し、FY2025には売上高422.1億円(前期比22.5%増)、営業利益40.35億円(同20.5%増)と高成長を継続しています。主力の総合リユースに加え、衣料やスポーツ・アウトドア用品などの専門業態も展開し、安定した収益基盤を構築。近年はM&Aにも積極的で、ドレスレンタルやブランド買取事業などを取得し、サービス領域を拡大しており、持続的な2桁成長を目指しています。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 2月
- 本社
- 東京都千代田区外神田4丁目14-1秋葉原UDXビル20階
- 公式
- www.treasure-f.com
社長プロフィール

私たちは「人々の暮らしに発見や楽しみを提供したい」という想いを大切にしています。リユース事業を通じて、お客様の暮らしを豊かにするとともに、モノを大切にする循環型社会の実現に貢献し、持続的な企業価値の向上を目指してまいります。
この会社のストーリー
創業者である野坂英吾氏が、学生時代にリサイクルショップで家具を安く手に入れた経験から着想を得て、株式会社トレジャー・ファクトリーを設立。
大型の総合リユースショップ「トレジャーファクトリー」の1号店をオープン。多様なジャンルの商品を扱う現在のビジネスモデルの原型を確立する。
創業から約12年で東京証券取引所マザーズ市場への上場を果たす。公開価格120,000円に対し、初値は350,000円と市場の高い期待を集めた。
ブランド古着を扱う「ブランドコレクト」事業を譲受。以降、M&Aを積極的に活用し、専門性の高いリユース業態へと事業領域を拡大していく。
コロナ禍による一時的な落ち込みを乗り越え、巣ごもり需要や生活防衛意識の高まりを追い風に、過去最高の業績を達成。リユース市場の成長性を証明した。
売上高300億円を突破し、国内店舗網を拡大。タイでの成功を足掛かりに、アメリカ進出を決定するなど、グローバルなリユース企業へと飛躍を目指す。
無人店舗型ドレスレンタルサービス事業を買収。既存事業とのシナジーを追求し、DXを活用した新たなリユースの形を模索し続ける。
注目ポイント
リユース市場の拡大を追い風に、中期経営計画でも2桁増収を目標に掲げています。実際に2024年2月期は売上高が前期比15%以上増加するなど、力強い成長を続けています。
不要になったモノを次の人へつなぐリユース事業は、環境負荷の低減に直結します。社会貢献性の高いビジネスモデルとして、ESG投資の観点からも注目されています。
業績好調を背景に増配を続けており、配当利回りは2%を超えています。さらに、お買い物や買取で使える優待ポイントやクーポンも提供し、株主への還元意欲が高い企業です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 6円 | 18.1% |
| FY2017/3 | 7.4円 | 36.3% |
| FY2018/3 | 7.6円 | 51.6% |
| FY2019/3 | 7.6円 | 32.0% |
| FY2020/3 | 8.1円 | 37.3% |
| FY2021/3 | 4.8円 | 1.2% |
| FY2022/3 | 8.1円 | 27.1% |
| FY2023/3 | 37円 | 48.5% |
| FY2024/3 | 28円 | 29.2% |
| FY2025/3 | 36円 | 31.1% |
| 権利確定月 | 2月 |
配当方針として安定的な利益還元を掲げ、成長投資と株主還元をバランス良く実施しています。配当性向は30%程度を目安に設定されており、業績の拡大とともに配当総額を増やす方針です。今後も利益成長に伴う増配が期待できるとともに、株主優待を通じた付加価値の提供も継続しています。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
トレジャー・ファクトリーは、リユース市場の拡大を背景に右肩上がりの成長を継続しており、直近のFY2025/3には売上高が約422億円、純利益が約27億円に達しました。店舗展開の加速とM&Aによる事業領域の拡大が功を奏し、FY2021/3の赤字から見事なV字回復を果たしています。今期も増収増益を見込んでおり、堅調な個人消費を捉えたリユース需要の取り込みが奏功しています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 2.2% | -1.3% | - |
| FY2022/3 | 9.1% | 6.0% | - |
| FY2023/3 | 24.7% | 11.7% | - |
| FY2024/3 | 24.4% | 12.6% | 9.7% |
| FY2025/3 | 24.3% | 13.0% | 9.6% |
売上高営業利益率はFY2021/3の0.6%から直近では9.6%水準まで大幅に改善しており、収益体質が根本から強化されています。規模の拡大に伴うスケールメリットの享受に加え、高単価商品の取り扱い強化が利益率向上に寄与しました。高いROE(25%超)を維持しており、株主資本を効率的に活用した非常に高い収益効率を実現できています。
財務は安全?
有利子負債を一時的に計上したものの、自己資本比率は50.0%と財務健全性は強固な水準を維持しています。総資産は200億円規模まで拡大しており、積極的な店舗投資を行いながらも資本の蓄積が進んでいます。現金の創出能力が高いため、今後も安定的な事業投資と財務のバランスを維持できる体制が整っています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 4.8億円 | -5.9億円 | 4.2億円 | -1.0億円 |
| FY2022/3 | 8.7億円 | -7.3億円 | 2.7億円 | 1.4億円 |
| FY2023/3 | 17.6億円 | -11.2億円 | 5,600万円 | 6.4億円 |
| FY2024/3 | 10.0億円 | -19.1億円 | 4.3億円 | -9.1億円 |
| FY2025/3 | 28.2億円 | -18.8億円 | -5.4億円 | 9.3億円 |
営業活動によるキャッシュフローは安定してプラスを維持しており、本業での稼ぐ力が成長の源泉となっています。投資キャッシュフローは店舗網の拡充に向けた投資によりマイナス基調ですが、これは将来の利益拡大のための前向きな支出です。フリーキャッシュフローも直近で約9億円のプラスを創出しており、財務の安定性と成長投資を両立させる好循環が生まれています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 1.7億円 | 3.1億円 | 177.0% |
| FY2022/3 | 10.5億円 | 3.5億円 | 33.3% |
| FY2023/3 | 26.2億円 | 9.1億円 | 34.8% |
| FY2024/3 | 33.9億円 | 11.5億円 | 33.9% |
| FY2025/3 | 40.8億円 | 13.7億円 | 33.6% |
法人税等の実効税率は概ね30%台前半で推移しており、法令に基づき適切に納税が行われています。FY2021/3に税率が急上昇しているのは、利益水準が極めて低かった中で発生した税務上の調整による特殊要因です。現在は安定した利益を計上しているため、税負担は経常利益に対して正常な水準で安定しています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 499万円 | 1,255人 | - |
従業員平均年収は499万円であり、リユース業界内では標準的な水準です。業績拡大に伴い店舗運営や新規事業開発への人材投資が継続されており、持続的な成長を背景に安定した給与が維持されています。
誰がこの会社の株を持ってる?
外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はスリースターマネジメント。
創業者である野坂英吾氏が33.43%の株式を保有しており、強力なリーダーシップで経営を主導しています。また、信託銀行などの機関投資家が上位を占め、経営の安定と同時に市場からの一定の関心も示されています。
会社の公式開示情報
役員報酬
総合リユース事業を中核とし、衣類や家電など多岐にわたる商品を展開しています。主なリスク要因には、リユース市場の競争激化や人件費・物流費の高騰が挙げられ、これらへの対応が今後の収益維持に向けた重要課題となっています。
この会社のガバナンスは?
取締役会における女性役員比率は12.5%となっており、多様な視点を取り入れた経営体制の構築が進んでいます。監査報酬を4,300万円確保し、連結子会社6社を統括する中で強固な監査体制の整備とコンプライアンスの遵守を強化しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 406億円 | — | 422億円 | +4.1% |
| FY2024 | 316億円 | 340億円 | 345億円 | +9.2% |
| FY2023 | 254億円 | 280億円 | 282億円 | +11.1% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 37億円 | — | 40億円 | +8.7% |
| FY2024 | 29億円 | 33億円 | 33億円 | +17.2% |
| FY2023 | 11億円 | 25億円 | 26億円 | +133.6% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は過去の中期経営計画(FY2022-2024)を1年前倒しで大幅に達成しており、経営の実行力は高く評価できます。FY2025期においても期初予想を売上・利益ともに上回って着地しており、ポジティブなサプライズを提供する傾向があります。現在進行中の新中計(FY2025-2027)では、最終年度に売上高580億円、営業利益60億円という高い目標を掲げており、初年度の進捗は順調です。M&Aや新規出店による成長を織り込んだ意欲的な計画と言えるでしょう。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。同社のTSRは、FY2021からFY2025までの過去5年間、一貫してTOPIXを上回る優れたパフォーマンス(アウトパフォーム)を記録しています。これは、堅調な業績拡大を背景とした株価上昇と、安定した配当の双方を株主に提供できている証拠であり、企業価値向上への取り組みが株主へのリターンとして結実していることを示しています。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 127.6万円 | +27.6万円 | 27.6% |
| FY2022 | 137.2万円 | +37.2万円 | 37.2% |
| FY2023 | 162.6万円 | +62.6万円 | 62.6% |
| FY2024 | 221.0万円 | +121.0万円 | 121.0% |
| FY2025 | 240.9万円 | +140.9万円 | 140.9% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は25.69倍と高く、将来の株価上昇を見込んだ信用買い残が積み上がっている状況で、短期的な需給はやや重い可能性があります。一方、PERは13.2倍と小売業の平均(約20倍)に比べて割安な水準にあります。これは市場がまだ同社の成長ポテンシャルを完全に織り込んでいない可能性を示唆しますが、PBRが3.83倍と業界平均を上回っている点は、資本効率の高さと市場からの成長期待の表れと解釈できます。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
無人店舗型ドレスレンタル「Empty Dressy」事業を譲受し、新規事業の拡大を推進。
業績好調を背景に株価が上場来高値を更新、海外展開の強化も発表。
3Q累計で経常利益13%増益を達成、安定した収益成長を維持。
最新ニュース
トレジャー・ファクトリー まとめ
ひとめ診断
「リユース界の優等生が、M&Aと多角化で『なんでも鑑定団』の現代版を目指している状態」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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